日光・神橋そばの有形文化財「カフェレストラン匠」で味わう洋食ランチ|栃木
神橋のすぐ近く、ひときわ雰囲気のある建物が日光物産商会。この2階にあるのが「カフェレストラン匠(かふぇれすとらんたくみ)」。国の登録有形文化財にも指定されている歴史ある建造物の中で、ゆったりと食事が楽しめる日光らしいお店。雰囲気だけではなく、味の方も折り紙つき。日光東照宮や輪王寺などを観光する際に必ず通る場所なので、アクセスしやすいのも魅力です。
国の登録有形文化財に指定されている建物そのものが観光物件

カフェレストラン匠が入っている建物は明治38年(1905)に創業した「日光物産商会」。明治の面影を今もとどめる重厚な建築は、国登録有形文化財にもなっており、現在も1階は土産物店として営業しています。

現在は国の登録有形文化財に指定されており、日光の歴史的な街並みを構成する建物のひとつとなっています。
明治時代の面影を残すレトロ空間で食事を

「日光物産商会」の1階には「金谷ホテルベーカリー神橋店」と「そば処神橋庵」が入っていますが、「カフェレストラン匠」があるのは2階。

2階へ向かう階段の途中には日光にまつわる明治時代の版画や民具などが飾られており、まるで小さな博物館のようです。

レストランとなっているのは、明治時代を思わせるレトロな空間。

高い天井や大きな窓、木を生かした内装が残されています。牡丹の花など格調高い透かし彫りは、日光東照宮を修理する宮大工の手によるもの。現在でも50席を有する広々とした店内ですが、第2次世界大戦後、金谷ホテルがアメリカ軍に接収され保養所だった時代には、ここで将校たちによるダンスパーティも催されていたそうです。
日光名物を洋食にアレンジした湯波グラタン
一番人気のメニューは「湯波グラタン」。日光は江戸時代から湯波の名産地として知られていますが、ここではその湯波をグラタンに仕上げています。これは先代のシェフが考案したレシピで、伝統食材を洋食にアレンジしたユニークなメニューです。
豆乳を隠し味にしたクリーミーホワイトソースの中に、巻き湯波のほか小エビやキノコが入った一品。贅沢に入った湯波はヘルシーながらもリッチな味わい。裏オプションとして、エビを抜くことでヴィーガンメニューとしても供することができ、欧米からの観光客にも好評です。
地元食材を使った肉料理もおすすめ
肉料理を楽しみたい人には「那須鶏のグリル」がおすすめ。栃木県産の那須鶏のもも肉を230gも使ったボリュームある一品です。ホームメイドのソースは口に入れるとトマトの酸味と甘味、そこにバジルのさわやかな香りが広がります。「ゆばグラタン」も「那須鶏のグリル」もサラダとパンまたはライスが付いたセットメニュー(ともに1950円)がお得。パンは金谷ベーカリーのものを使用。名物のロイヤルブレッドと同じ生地を使ったコッペパンが、料理の味をさらに引き立てます。
アクセス・基本情報

場所は神橋の目の前。お店の前はバス停になっており、神橋バス停から徒歩0分というアクセス。日光東照宮や輪王寺へ行く途中、または帰り道に立ち寄るのがおすすめです。

ケーキ、コーヒー、紅茶などもあり、食事だけでなくカフェとして利用することもできます。日光の歴史を感じられる空間で、地元食材を使った日光らしいメニューを楽しめるレストランです。
Text&Photo:松岡宏大
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。




