山のレストラン

【日光ランチ】霧降滝を望む「山のレストラン」。地元食材に出会う、森の中のごちそう時間

洋館レストラン レストラン ローストビーフ アフタヌーンティー るるぶ情報版(国内)編集部 栃木県
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霧降滝(きりふりのたき)へ向かう道沿い、深い緑に囲まれて建つ「霧降高原 山のレストラン」。窓の外に広がる森や山並みを眺めながら、とちぎ和牛や農家から直接届く野菜を使った料理を味わえる一軒です。料理長が自ら生産者を訪ねて選ぶ食材と、ひと手間を惜しまない調理。景色とともに楽しみたい、日光のレストランをご紹介します。

Summary

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霧降滝を望む、木の温もりに包まれたレストラン

「山のレストラン」外観

日光東照宮から霧降高原方面へ車で約7分。日光三名瀑の一つである霧降滝の入り口近くにある建物は、木をふんだんに使った山小屋のようなたたずまいです。

「山のレストラン」内観

一歩入ると、天井の高いダイニングに大きな窓が連なり、その向こうに木々の緑が広がります。席に着いてからも、つい外の景色に目を向けたくなる空間です。

北側には霧降滝、西側には日光連山を望み、テラス席からは滝の景色も楽しめます。 滝を眺められる席は予約可能で、気候のよい季節は人気なので、早めに相談がおすすめ。ランチはもちろん、山の景色を眺めながらお茶を楽しむ人も訪れます。

農家まで足を運び、食べて選ぶ。料理長が大切にする地産地消

「山のレストラン」の一皿

料理を手がけるのは、かつて中禅寺金谷ホテルでも料理長を務めた増子陽(ましこあきら)さん。地産地消を長く大切にしており、野菜は栃木県内を中心とする農家から直接仕入れています。生産者のもとへ自ら足を運び、実際に食べ比べて納得したものだけを使用。新たな品種や旬の食材との出会いも楽しみにしているそうです。

コース「栃木の旬を旅する」8000円の前菜には、アスパラやカボチャをはじめ、さまざまな野菜が彩りよく盛り込まれています。素材の持ち味を確かめながら、一品ずつ異なる仕立てで味わう楽しみがあります。食後に重さを残さず、気持ちよく帰ってもらいたいという思いも、野菜を多く取り入れる理由のひとつだそうです。

料理を引き立てる皿は栃木県の作家によるもので、形や大きさを料理長が相談して造ってもらうことも。食材だけでなく、料理をのせる器まで含めて、栃木らしさを伝える食卓を目指しています。

野菜料理で面白いのは、素材の甘みや香りを際立たせる細やかな工夫です。アスパラは昆布だしを霧吹きでかけながらソテーし、仕上げに焦がしバターを少しだけ。カボチャには砂糖を足すのではなく、バニラビーンズの香りを添えることで、もともとの甘さを感じやすくしているとのこと。

「山のレストラン」白いトウモロコシのポタージュ

こちらは白いトウモロコシを使ったポタージュ。使われているのは群馬県片品村産のトウモロコシで、コーヒーのほろ苦い香りをわずかに重ね、甘みを引き立てるひと工夫を。味を強く足すのではなく、別の香りを組み合わせることで、素材そのものの表情を変えていきます。

とちぎ和牛のローストビーフを、2種類のソースで

「山のレストラン」とちぎ和牛のローストビーフ

メイン料理で味わいたいのが、「とちぎ和牛のローストビーフ」。低温調理で時間をかけてじっくり火を入れた肉は、切り口が美しいピンク色。しっとりとした肉の味を、2種類のソースで食べ比べられるのも特徴です。

ひとつは、和牛のすじやだし、赤ワインに日光の「梅太郎味噌」を合わせたコクのあるソース。もうひとつは、栃木県産の「宮ゆず」とバルサミコを組み合わせた、香りと酸味のあるソースです。味噌の深みとゆずのさわやかさで、同じ肉の印象が変わるのも楽しいところ。ソースづくりだけで2日をかけることもあるそうです。

前菜からデザートまで流れを楽しめるコースがおすすめですが、コース以外にも、「とちぎ和牛のローストビーフ丼」80g 5280円~などアラカルトメニューも用意されています。

ニルバーナに季節のフルーツ。午後はアフタヌーンティーも

「山のレストラン」デザート

食事の締めくくりには、系列店「明治の館」で知られるチーズケーキ「日瑠華(にるばーな)」をはじめ、ティラミスやチョコレート、バニラアイスなどを組み合わせたデザートが登場します。小さな器や一口サイズのスイーツが並び、最後までさまざまな味わいを楽しめます。

フルーツも生産者とのつながりを大切にしており、戦場ヶ原周辺でつくられるイチゴや、大平町の巨峰、シャインマスカットなどが季節に応じて登場するそうです。14時からはサンドイッチやスコーン、ケーキなどを楽しめるアフタヌーンティーも用意。ランチだけでなく、午後のティータイムや記念日の利用にも向いています。

新緑、紅葉、雪景色。訪れる季節で変わる眺め

「山のレストラン」から霧降滝の景色

大きな窓の向こうに広がる景色も、この店を訪れる理由のひとつです。ちらりと白く霧降滝が見えます。春から初夏は、木々が一斉に芽吹く鮮やかな緑。秋には霧降高原の山肌が赤や黄色に色づきます。冬は木の葉が落ちるぶん、霧降の滝の姿を見渡しやすくなることもあります。

料理長がとくに印象に残っているというのが、雪の日の滝の眺め。初めて目にしたときには、水墨画を思わせる静かな景色に心を動かされたそうです。天候や席によって見え方は異なりますが、同じレストランでも、季節を変えて訪れると別の表情に出会えるでしょう。

ランチにも、景色を楽しむお茶の時間にも。アクセスと予約のポイント

「山のレストラン」座席

初めて訪れるなら、料理長がすすめるコース料理で旬の食材をじっくり味わうのがおすすめ。14時からはアフタヌーンティーも楽しめます。ゴールデンウィークや夏休み、連休は混み合うため、特に滝の見えるテラス席を希望する場合は、予約時に伝えておきましょう。営業日や営業時間は季節によって変わるため、訪問前に公式サイトでの確認が確実です。

「山のレストラン」入口外観

電車ならJR日光駅・東武日光駅から霧降の滝方面行きのバスに乗り、約10分の霧降の滝バス停で下車、徒歩約1分。車の場合は日光宇都宮道路日光ICから約10分です。景色を目当てに出かける日にも、料理を目的に足を運ぶ日にも。森の中の一軒で、日光の食材と季節の移ろいを味わいましょう。

Text:川野大介 Photo:阿部栄一郎

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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