本×イベント×ビールで“出会い”を生む、これからの街の本屋「B&B」

本×イベント×ビールで“出会い”を生む、これからの街の本屋「B&B」

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東京・下北沢。うす暗い階段を降りると、そこにはあらゆるジャンルの本が並ぶ本屋「B&B」があります。B&Bは毎日イベントを開催する、ビールが飲める本屋です。でも、どうして本屋でビール…?“これからの街の本屋”をコンセプトにした「B&B」がこだわり抜いて提供する“偶然の出会い”を体感してきました。

Summary

ビールを飲みながら本を楽しむ喜び

店に入ると、大型店舗ではあまりお目にかかれないタイトルがずらりと並ぶ本棚が。店名であるB&Bの1つ目のBはBook(本)の頭文字です。では2つ目は…?

Beer(ビール)です。「オーナー2名が大のビール好きで……」と、店長の西山友美さんは笑いながら教えてくれます。ビールを片手に本を楽しめる本屋。このコンセプトは、しがらみなくふらりと本屋に立ち寄りたい人にとって、最高の空間です。読書好きな人はもちろん、ビール好きの人もよく来るそう。

B&Bではドリンクも本も購入は自由。従来の本屋同様立ち読みするだけでも、店内の席でドリンクを一杯楽しむだけでもOKです。

ビールを片手に一冊ずつ本を見ていると、思わず目が奪われる一風変わったタイトルばかり。店内の本は、大の本好きであるB&Bのメンバーが「置きたい」本を並べています。「置きたい」だけがラインナップの基準だから、種類は本当にいろいろで、流行や発行部数なんてどこ吹く風。

「自分の本棚を褒められると嬉しいですよね」と微笑む西山さんも、もちろん本を選ぶ一人です。

イベントを毎日開催することが生み出す、著者と読者の出会い

B&Bのもうひとつの特徴は、著者のトークイベントなどが毎日開催されていること。過去には吉本ばななさんや石田衣良さんなど人気作家をゲストに招いたことも。

店内の本棚にはキャスターが付けられており、本屋がイベント会場に様変わりする点も、イベントを大切にするB&Bの工夫を感じます。

イベントには、著者と読者が直接話せる機会をつくれたら、という願いが込められています。カウンターに飾られたゲストの直筆原稿。

本屋は本を買う場所。そんな既成概念を取っ払ってくれるB&B。「あくまで本はきっかけでしかなく、新しい“出会い”が欲しいという方に気兼ねなく楽しんでほしいです」という言葉は、まさにコンセプトである「これからの街の本屋」のあり方なのです。

“偶然の出会い”にこだわるからこそ、おすすめしないスタイル

B&Bには本棚にポップをつけないというこだわりもあります。ポップで店員がおすすめしてしまうと、どうしてもその本に手が伸びるもの。本と読者の偶然の出会いを大切にしたいからこそ、“なんとなく気になる”本に手が出せる環境を意識しています。

店内にあるヴィンテージの本棚や家具なども一部を除き販売しており、モノとの“出会い”も楽しめるB&B。その空間に心地よさを感じて来店する常連さんも多いそうです。

他店では出会えない本として、店舗入口に並べられた吉本ばななさんの小冊子「下北沢について」をご紹介。480円(税別)ですぐ読み切れるサイズ感がかわいらしいシリーズです。

こちらは下北沢にあるデザイン事務所などの協力を得てB&Bで刊行したもので、まさに“メイドイン下北沢”と言える一冊。別途ハードカバー版も販売されていますが、小冊子版は限定発刊の希少品なのだとか。

なんとなく新しい出会いが欲しいとき、B&Bにはとっておきの本やイベントが用意されています。ほろ酔い気分を楽しみながら、本を通じた未知の世界へ旅立ちましょう。

text:宿木雪樹

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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