バラ×洋館の最強タッグでアリスになった気分に!フォトジェニックすぎる旧古河庭園
まるで不思議の国のアリスの世界のような、レトロな洋館と美しい庭園のコラボレーションが人気の「旧古河庭園」。特に、春と秋のバラの季節はフォトジェニックでお出掛け必須のスポットです!さらに洋館の中には、お姫様気分が味わえるお部屋がたくさん。そんな1度は訪れたい旧古河庭園の魅力を紹介します。
まるで不思議の国のアリス!?バラ咲くお庭でフォトジェニックな1枚を
まずは洋館の前に広がる、洋と和の2つのお庭をチェック。こちらは、日本近代建築の父と呼ばれ、鹿鳴館などを設計した建築家のジョサイア・コンドルが手掛けた洋風庭園。
樹木が左右対称の幾何学模様に刈込まれたフランス整形式庭園となっていて、まるで不思議の国のアリスの世界!春と秋のバラの季節には、約100種200株の華やかな花が色とりどりに咲き乱れます。撮影するならバラを写り込ませて、カラフルな写真を撮るのがおすすめです。
夜には期間限定のライトアップ(平成30年5月11日~20日)も行われており、都内とは思えないロマンチックな世界にうっとりすること間違いなし。ぜひ幻想的な光に包まれた、美しい洋館の写真を押さえましょう。
日本庭園は、平安神宮や二条城の庭を手がけた京都の庭師・小川治兵衛による作庭。夏の大滝の水音や秋の紅葉、雪景色など日本ならではの四季の美しさを眺めることができるんです。
これぞ大正ロマン!あの有名建築家が手掛けた洋館はこだわりがたくさん
そもそも「旧古河邸」は大正6年、古河財閥の3代目当主 古河虎之助の自宅として建てられたもの。敷地の広さはおよそ1万坪と広大!建物と洋式庭園は、ジョサイア・コンドルが手掛けています。
戦後の無人状態を経て、昭和57年には東京都の文化財に。そこから修復作業が行われ、平成元年より一般公開されるようになりました。建設当時の姿に近づくように修復されたので、細部にいたるまで貴重なものがたくさん!
シャンデリアなど随所に当時のものを使用しているので、大正時代のレトロな雰囲気を感じることができます。
1番広いダイニングルームの天井には、ダイニングにピッタリなフルーツの彫刻が。大きな部屋でも声が響くように、腰壁がほかの部屋より高くなっているところにも注目です。
お屋敷の最大の特徴は、建物内の洋と和の融合。一見洋風の建物ですが…生活スペースだった2階にあがると景色が一変!美しい和風の部屋が現れます。洋館の中でも和室が違和感ないように、洋と和の調和を図り、畳の横に洋風の廊下を作ったりと細かい工夫がされています。
お嬢様気分を味わえるティールームは立ち寄り必須
見逃せないのが1階にあるティールーム。なんと文化財の中でお茶も楽しめちゃうんです!
ブルーの花柄の壁紙に、白い大きな窓…まるでお城のようなたたずまいの中でお茶を楽しめば気分はすっかりプリンセス。
お茶とあわせて楽しめるのが、オレンジピールやドライフルーツのパウンドケーキ。しっとりとした食感と上品な味わいを堪能しましょう。
ジョサイア・コンドルと古河氏がバラ好きだったことから、部屋の彫刻はバラ。細部に至るまでとてもロマンチックですね!
旧古河庭園は洋と和の魅力を味わえる、都内では唯一無二のスポット。ロマンチックな世界が楽しめるバラの季節はもちろん、四季を通して満喫できる庭園に出掛けてみませんか?
text:大金歩美、mogShore
●洋館見学は往復はがきによる事前申込みが必要です。
●洋館は見学のみで、館内撮影不可となっているのでご注意ください。
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