初夏の新緑とカラフルな花で季節を感じましょう【Masa の関西カメラさんぽ2】
新緑の5月、6月は気温的に過ごしやすい季節でもあり、休日になるとお出かけしたくなりますよね。外に出るとバラやあじさいもあちこちで見かける時期です。この時期に毎週のように通っている、滋賀県のバラとあじさいの穴場スポットを紹介したいと思います。地元以外の人にはあまり知られていなくて、観光バスもほとんど入ってこないのでおすすめです。
約100種類のあじさいが1万本も咲きほこる公園
滋賀県の守山市にある「もりやま芦刈園」では日本のあじさい、西洋のあじさいがそれぞれ、約50品種5000本ずつ植栽されていて、計1万本ものあじさいを見ることができます。あまり見かけないようなあじさいもたくさんあります。あじさいは地元のシルバーの方々が丁寧に育てられていて、毎年綺麗に咲いています。
このアナベルは、白いこんもりとした花を咲かせます。かわいくてとても人気のある品種。
周りが田んぼに囲まれていることもあり、夕焼けの時間までいい光が入ってきて、時間を選ばず楽しむことができます。
あじさいの花の色は、土が酸性かアルカリ性かによって変わる、とよく聞きます。きっとここは酸性の土なので青色に咲いているんでしょうね。土が中性~弱アルカリ性だと、ピンク系の色になります。
色んな色が咲いているのは、やっぱり綺麗ですよね。あじさいは、6月上旬から7月上旬の梅雨の時期に綺麗に咲きますが、雨がとても似合う花でもあるので、傘を差して、しっとりとした、あじさいを見るのもいいものですね。
カラフルでボリュームのある春バラは見ごたえたっぷり
滋賀県にはたくさんのバラ園があるのですが、遊具などがある彦根市営の「庄堺公園」は、有名なバラ園に負けないくらいたくさんのバラが見られます。バラには春バラと秋バラがあり、春バラは気温が上昇すると一気に咲くため、とてもボリュームもあって、色もカラフルです。この記事の最初の写真も、この公園で撮影したものです。
手入れが大変なバラですが、なんとここは入園無料。もちろん、駐車場代も取りません。お得ですね。
バラの時期のイングリッシュガーデンは英国そのもの
滋賀県米原市にある「English Garden(イングリッシュガーデン) ローザンベリー多和田」もこの時期、外せないスポットです。綺麗に整備された庭にはバラや色とりどりの花がたくさん。おしゃれな英国風の建物やオブジェもたくさんあり、写真を撮りたくなるシーンばかりです。
BBQができたり、ピザが焼けたり、牧場があったりと、一日ゆっくり楽しめます。実はこの写真の場所、お手洗いなんです。白い扉がかわいくて思わず撮りました。
こちらは、クレマチスの花がアクセントになっていてかわいい建物ですけど…なんとこちらもお手洗いでした。
こんな小屋やベンチが、いちいちかわいいんです。
手入れが行き届いているのでしょうね。バラはどれも綺麗でしたよ。
今回紹介した3カ所は、余程ゆっくりしなければ、一日で十分回れるほどの距離にあります。実際この日も、一日で撮影してきました。花づくしの1日を過ごせますね。
行ってみたら花が咲いていないとか、終わっているっていうのは一番残念です。花の開花情報をしっかり確認してから、行くことをおすすめします。
もりやま芦刈園(もりやまあしかりえん)
住所:滋賀県守山市杉江町
TEL:077-583-2727
営業時間:9~16時(6月1日~7月31日は6~19時)
定休日:火曜日(6月1日~7月31日は無休)
料金:大人200円 20名以上150円(シーズン中に限る)
庄堺公園(しょうさかいこうえん)
住所:滋賀県彦根市開出今町
TEL:0749-27-7111
営業時間:入園自由
定休日:無休
photo:西山雅彦