日本初の“シュガーハウス”で味わう秩父メープルの絶品パンケーキ
秩父に自生するカエデの木から作られる“秩父メープル”。その発信基地ともいうべきカフェ「MAPLE BASE(メープルベース)」では、「秩父産メープルシロップ」が数量限定で登場します。毎年春、その年の冬に採取したカエデの樹液で作る貴重なメープルシロップを、自家製パンケーキとともに味わってみましょう!
森の恵みを五感で感じる“秩父メープル”発信基地
日本にある約28種類のカエデのうち、21種類が自生しているという秩父。「メープルベース」は、そのカエデの木の保護と活用を目指し、2016年「秩父ミューズパーク」内にオープンしました。
ここは単なるカフェではありません。実際に秩父の森でカエデの木を育てて樹液を採取、併設するLABO(ラボ)で商品を製造し、販売までを行うという一連の取り組みこそが“発信基地”と呼ばれるゆえん。
敷地内の花壇では、かわいらしい五角形の葉を揺らす、まだ小さなカエデの木が見られます。カエデ樹液の採取風景などは「メープルベース」内にパネルで展示されていて、取り組みについて知ることができます。
メープルシロップとの相性抜群!自家製パンケーキが絶品
カフェでは、秩父産のフルーツを使った「季節のパンケーキ(メープルシロップ付き)」や平日限定ランチの「メープルチキンドリア」、「メープルラテ」など、メープルづくしのメニューが満載。なかでもぜひオーダーしたいのが、看板メニューの自家製「オリジナルパンケーキ」。メープルシロップは数量限定の「秩父産メープルシロップ」(+800円)にも変更できます。
秩父産の卵を使った生地はふんわりとしながら程よい弾力があり、甘さは控えめ。メープルシロップと一体化することでよりおいしさが引き立つ自然な味わいです。
白を貴重にしたウッディな雰囲気の店内も居心地抜群。開放感あふれる吹き抜けの空間が心地よく、窓の奥に広がる青い空と秩父の森の緑にも心から癒されます。
天気のいい日は、ぜひテラス席へ。このスペースでは愛犬との食事もOK。ワンコ用の水入れやリードフックも用意されていました。
数量限定「秩父メープルシロップ」をおみやげに
帰りにはこの場所ならではのおみやげを。春から初夏にかけてのおすすめは、なんといっても「秩父産メープルシロップ」です。
2〜3月にかけて一滴一滴樹液を採取、カナダ製専用製造機を使い1/40に煮詰めて作るメープルシロップは、毎年数量限定。今年は4月中旬より登場しています。採取する時期の違いにより2色のグレードがあり、採取時期の早い樹液で作られた色の薄い「アンバー」を1200本、その後作られた色の濃い「ダーク」を540本用意。数は例年より多いそうですが、希少な人気商品なのでお早めに。
ほかにもカエデの樹液をそのまま瓶詰めした「MAPLE WATER(メープルウォーター)」や、メープルシロップを使ったスイートポテトの「かえでぽてと」など、秩父ならではのメープルスイーツ&ドリンクがいっぱい。女子心をくすぐるかわいいデザインのものも多いので、目移り必至です!
気持ちのいい緑とメープルシロップの甘い香りに包まれてリフレッシュ。秩父の森で癒しのひとときを過ごしましょう。
text:原口りう子(7Q7)
photo:松永直子
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