BBQのあとは、幻想的な世界を散策!ジブリの世界が広がる猿島へ

BBQのあとは、幻想的な世界を散策!ジブリの世界が広がる猿島へ

おでかけ 無人島 ビーチ BBQ フォトジェニック テーマパーク
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

都心から1時間ほどで行ける周囲約1.6kmの無人島・猿島。その昔、旧陸・海軍の要塞だったこの島は、長年立ち入りが制限されていました。そのため手つかずの自然や砲台跡などの歴史遺産が、今もほぼそのままの姿で残っているんです。島内散策はもちろん、BBQや海水浴もできちゃう魅力満載の無人島へ出かけましょう!

Summary

東京湾に浮かぶ自然いっぱいの無人島さんぽへ!

猿島には現在も砲台跡やレンガで造られた兵舎・弾薬庫などが、数多く残されています。そもそものはじまりは、幕末に欧米の艦船が来航するようになったこと。江戸湾の防衛のため、幕府が台場(砲台)を造ったことによります。

猿島に上陸して島の奥へと進むと見えてくるのが切通し(要塞跡)です。向かって右側にあるレンガ造りの部分は、当時実際に使われていた兵舎で、明治初期に西洋築城の技術を元にして造られたものなんだそう!

貴重なレンガ造りの旧要塞施設は「国史跡」に指定されているんですよ!

苔むしたレンガやシダが『天空の城ラピュタ』の世界さながらのこちらは弾薬庫。内部は前室と後室に分かれていて、前室には砲台に弾丸を供給するための揚弾井(ようだんせい)と呼ばれる筒のようなものが造られています。

このレンガ造りのトンネルは、道路用としては日本で最古級なのだとか!愛知県のレンガを使用し、フランス積みで造られているそうです。中には、旧軍の司令部跡や弾薬庫がほぼそのままの状態で保存されています。

トンネルの内部がコチラ。総レンガ造りで天井はアーチ状になっているんですよ。

実はこのトンネル、“愛のトンネル”と呼ばれる話題の必訪スポットなんです!カップルで通ると自然と手を握ってしまうため、そう呼ばれるようになったのだとか。

トンネルの全長は約90mで高さは4m。薄暗いので、人がいないとちょっと怖いかも…。

愛のトンネルを出ると第一砲台弾薬庫前の三叉路に到着!立ち止まって見上げると、木の根や植物が覆いかぶさってくる感覚に。一瞬ここが横須賀だということを忘れてしまうほど不思議な世界が広がっています。

旧要塞施設やレンガ造りの建物見学はここまで!次は、写真中央に写っているトンネルを抜けて、無人島の東側へと向かいましょう!

海へとつづく階段を下りると絶景ビュースポット

オイモノ鼻広場では、天気の良い日には横浜のベイエリアや観音崎、房総半島までが一望できます。海を行き交う船を見ながら小休止できるスポットです。

広場から海へ向かう階段を下りると、そこには磯が広がっていました。岩場の隙間や窪みをよく見るとカニや小魚が!吹き渡る潮風がとても心地よい場所です。

猿島へは横須賀・三笠桟橋から船で片道約10分の船旅

三笠公園横の三笠桟橋が猿島航路の発着所。チケットはここで購入します。発着所周辺がたとえ無風であっても、猿島周辺はひどい強風と高波…。というのはよくあることなので、風や運航状態が心配な時には、HPで運行状況の確認をおすすめします! 

名残惜しいけれど…、船から猿島へお別れを。くれぐれも帰りの便に乗り遅れないように注意してくださいね!

猿島のレンタルBBQの営業は、3~11月の毎日と12~2月は土・日曜、祝日です。必要な機材はすべてレンタル可能なので、好きな食材を持ってくるだけで気軽に楽しめます。BBQを満喫したあとは、自然あふれる無人島で歴史遺産を巡りましょう。


※猿島BBQは3~11月の毎日、12~2月は土・日曜、祝日営業。バーベキューサイト利用は無料。BBQの機材をレンタルする場合は、HPであらかじめ予約を。機材の空きがあれば当日現地でレンタル可能。レンタル保証金2000円。
※売店は7~9月の毎日、2~6・10・11月の土・日曜、祝日営業
※猿島オーシャンズキッチンは7月上旬~8月下旬の毎日、5月中旬~7月上旬の土・日曜、祝日、9~10月の土・日曜、祝日営業

≪猿島航路≫
時間:3~11月は三笠発8時30分~16時30分毎日1時間おき、12~2月は三笠発9時30分~15時30分土・日曜、祝日の1時間おき ※猿島からの最終便は3~11月は17時発、12~2月は16時発
定休日:強風・悪天候時、12~2月の平日
料金:往復1300円、猿島公園入園料200円

text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください