おでかけ
2018.05.29
幻想的な提灯が雰囲気抜群。恋に効くと評判の中華街のパワースポットって？
街全体がパワースポットともいわれる横浜中華街に、2006 年開廟した「横濱媽祖廟」。ここには、天上聖母・媽祖（まそ）のほか5つの神様がまつられているんです。良縁成就・商売繁盛・旅行安全・息災延命などその利益は15種類！中でも人気なのが「月下老人」と呼ばれる縁結びの神様です。恋愛成就パワーが授かれると話題の「横濱媽祖廟」をご紹介します。
夕暮れ時のライトアップはエキゾチック
廟堂から入口の門へとかかる赤い提灯がとっても中国っぽい！青空に映える提灯も美しいけれど、灯がともる夕暮れ時がおすすめです。昼間より比較的参拝者が少ないので、ゆっくり写真が撮れますよ！
廟堂中央には、天上聖母・媽祖がまつられています。「媽祖」は、十世紀ごろの中国に実在した人物なのだそう。航海の安全を願って人々を災害や疫病から守ったと伝えられています。護国救民の神様として人々から大切にされているんですよ！日が暮れるとお廟の中の優しい光に包まれて、一層神秘的な媽祖を見ることができます。
廟堂の外もステキなんです！台湾から職人を招いて造り上げたという八角形の廟堂は、特に必見。極彩色の鮮やかな中国式建築はもちろん、繊細で美しい彫刻も目を凝らして見てください。赤・青・緑・金の色のバランスがとても芸術的です。
当たると評判の中国式のおみくじを体験
日本のおみくじとは全然違うんです！独特な手順なので、最初は戸惑うけれど…スタッフの方が分かりやすく教えてくれるので安心！
まず拝礼台にひざまずいて、目を閉じて心の中で自分の名前・住所・生年月日を。そのあと願い事や神様に聞きたいことなどをひとつだけ心で唱えます。そして心を落ち着かせて棒の入った竹筒を上下に振るんです。
竹筒から1本棒が飛び出してきたらOK！その竹棒に書かれている番号を確認します。
竹筒から飛び出してきた竹棒は三十二番。のちにおみくじの番号となるものです。そして、次に登場するのが神筈（しんばえ）と呼ばれる三日月型の木製の神具です。神筈を両手で包み込むようにして「三十二番で良いですか？」と神様に問いかけながら床に投げるんです。
神筈が表裏の組み合わせなら、神様の答えは「その番号でOK！」ということ。もし表・表や裏・裏の向きならば、表と裏の組み合わせになるまで何度でもトライです。何度投げなおしてもおみくじの結果やご利益とは無関係とのこと。ちょっとホッとしました！
神様からのOKをいただいたら、おみくじ受取所で先ほどの番号を伝えます！日本のおみくじと違って大吉・中吉・小吉などはなく…、お金や学業のことなど項目ごとに色々と言葉が書かれていました。
スタッフの方いわく「このおみくじは項目ごとに結果がいろいろと書いてあるので、自分が唱えた願い事に該当する部分だけをチェックしてくださいね」とのこと。
この機会に普段なかなか体験できない中国式のおみくじにチャレンジしてみませんか？
恋する女性たちに大人気の“良縁セット”って!?
良縁セットの中身は、巾着型の良縁祈願のお守り・祈願カード・赤い糸・良縁パウダー。お守りのパワーを最大限引き出すためには、ちょっとした技が必要なのだそう。
お守りを受け取ったら“お線香の煙に三回くぐらせる”こと。そうすることでお守りの縁パワーが最大になるのだとか！祈願カードは廟堂内の縁結びの神様・月下老人の前に。赤い糸はお財布の中などに入れて毎日身近に置くのがいいそうです。良縁パウダーは…ここぞの勝負時に使うといいらしい！
縁結び・学問・金運招財・子宝・安産など、ここにまつられている神様のご利益にちなんだお守り（800円～）がずらりと並んでいます。
毎年7月7日には、縁結びの神様・月下老人に良縁を祈願する「良縁祭」が開催されます。男女の縁だけでなく、仕事・商売・家庭・人間関係などさまざまな縁を祈願することもできるそうです。HAPPYなご縁を求めて足を運んでみてはいかがでしょう。
※神殿内参拝は拝観料100円もしくはお線香500円を購入
text：清沢奈央
photo：岩田えり
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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