老舗精肉店直営のミートカフェで肉汁ほとばしるハンバーガーを
大正12年(1923)創業以来、90年以上続く尾島商店は、横浜市内の百貨店を中心に、精肉と総菜を販売している老舗のお肉屋さんです。その尾島商店が手掛ける肉カフェが評判を呼んでいます。人気メニューやおいしさの秘密を探ってきました。
お肉屋さんの隣にシックでおしゃれなカフェが!
場所は桜木町駅近く、横浜随一の飲み屋街が広がる野毛地区。尾島商店本店の隣にあるのがMeat Cafe OJIMA(ミート カフェ オジマ)。ニューヨークのコーヒーショップを思わせるシックな佇まいです。
隣の本店を覗くと、見事なサシが入った国産牛がショーケースに並んでいます。
カフェの店内は白×黒のシンプルモダンなインテリアで、テーブル席が20席。肉の焼ける香りに食欲がそそられます。
精肉店が手掛けるから、肉質のよさはピカイチ
牛、豚、鶏のステーキやビーフカレー、ローストビーフ、コロッケなど、お肉屋さんらしいメニューが揃い、なかでも人気はハンバーガー。注文を受けてから15~20分ほどかけて鉄板でふっくらと焼き上げます。
国産牛を使ったパテは150gで、頬張ると肉汁がジュワー!当初、テイクアウトのみだったため、冷めてもおいしく食べられるようにと考案されたとか。企業秘密のつなぎのおかげで、ふっくらと柔らかく、パテの味を引き立てるマヨネーズベースのソースも飽きがこない味。ボリューム満点ながらペロリと完食できます。
こちらは熱々の鉄板で提供されるハンバーグステーキ(1080円)。テイクアウトではなく、店内で食べることを考慮し、ハンバーガーのパテとは配合を変えて、肉感もしっかりめに。タマネギとニンジンを煮込んだ後、裏ごしして作る特製デミグラスソースがかかっています。
テイクアウト商品を買ってピクニックしても
ハンバーガーは箱入りで、テイクアウトもOK。持ち帰り商品のコーナーには、国産豚ロースカツサンド(616円)やコロッケバーガー(292円)、国産牛めし幕の内弁当(1296円)なども並びます。
ミートパイ、ビーフカレーパイ、アップルパイ(各357円)も持ち帰り可能。店内では好きなパイとドリンクのセット(540円)を頼み、お茶することもできます。
隠れ人気メニューは、プリン(270円)。卵、生クリーム、砂糖、バニラビーンズというシンプルな材料で手作りされ、なめらかな舌触りで乳製品由来のコクが楽しめます。かわいいい容器で、手土産にもぴったり。
肉のプロによる厳選素材と考え抜かれた調理法で、おいしさを追求するミート カフェ オジマ。店内で出来立てを食べるもよし、テイクアウトしてピクニックに出かけるもよし、手土産にしても喜ばれること間違いなしです。
text:伊藤あゆ
photo:浦田真行
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