都内でイタリア旅行気分!本場で修業したシェフの、絶品すぎる本気パスタ
「食べればわかりますから」。運ばれてきたトマトソースのパスタをひと口食べた瞬間、その言葉の意味を予想の10倍以上のインパクトで実感しました!この感動を味わえるのは、白金にあるイタリア料理「BITTO(ビット)」のパスタランチ。イタリアで4年間修業を積んだというオーナーシェフの伊東達也さんが織りなす、シロガネーゼも納得の絶品ランチをご紹介します。
イタリアの食堂に来た気分で、選べるランチコースを
白金高輪駅を出て、5分ほど歩くと「ビット」の看板が見えてきます。店頭に置いてある、青いバイクが目印。グリーンやヨーロッパ風の雑貨も並んでいて、まるでイタリアの食堂に来たような雰囲気です。
店内に入ると白を基調としたインテリアがお出迎え。壁にはヨーロッパ風の絵画や写真が飾られています。
1944円から5400円まで、4種類あるランチコースのなかから、今回は、3024円のコースをご紹介。前菜の盛り合わせに、スペシャルパスタ、魚または肉のメイン、デザート、ドリンクがセットのコースです。
前菜の盛り合わせは、日によってメニューが替わります。取材時は、イタリア産グリーンピースの冷製スープ、クスクスの明石ダコのせ、フルーツトマトのブルスケッタ、駿河産サクラエビの焼きリゾットなどなど。
どれも絶品ですが、とくに印象的だったのは、フランス産そら豆のスフォルマート。卵白と生クリームを混ぜて蒸し上げた洋風茶碗蒸しで、クセのない上品な甘みが鼻を抜けていきます。これは、イタリアやフランス産のそら豆でしか出せない味なのだとか。
定番人気の絶品トマトソースパスタ
パスタは、3種類ほどのなかから当日のおすすめを選べます。「トマトソースに一番違いが出ます。食べればわかりますから。」というシェフのひと言で、「ビット」定番の「6種のトマトを使ったソース」をセレクト。
「ビット」では、なんと10種類以上の自家製パスタから、好きな麺を選ぶことができます。細麺の「トンナレッリ」は、トマトソースによく絡むとのこと。
待つこと約10分…。真っ白なお皿に地中海の太陽が昇ったような、芸術的なトマトソースのパスタが運ばれてきました。バジルの風味をまとった6種類のトマトはとてもいい香り。そして、トマトソースを口に入れると、完熟トマトの官能的な甘さとフレッシュなフルーツトマトの酸味が口の中で溶け合い、未体験の衝撃…!
シェフいわく、トマトの種類によって火を入れる時間を微妙に調整することで、トマトの6重奏が可能になるのだとか。シンプルなトマトソースのパスタで、こんなに違いが出るんですね!
パスタのあとは、メインの魚料理。取材時のメニューは、長崎産的鯛のソテー。歯ごたえが残る焼き具合が絶妙で、白ワインのソースともよく合います。
添えられた国産野菜も秀逸です。塩のみで軽く味付けがされていて、野菜本来の濃いうまみを堪能できます。
オリジナルのティラミスもリピーター多数
すっかり満腹ですが、食後のスイーツは別腹!
スイーツは3種類で、手前からアーモンドシフォンケーキ、ほうじ茶のパンナコッタ・フルーツのせ、ビット風ティラミス。いずれも劣らぬ銘品揃いです。
特におすすめなのが、ビット風ティラミス。カカオパウダーとカカオニブがかかったマスカルポーネチーズの下に、カリカリのクッキー「アマレッティ」やコーヒーリキュールのお菓子「サヴォイアルディ」が入っています。リピーターさんにも大人気なんだとか。
オーナーシェフの伊東達也さんは、イタリア中~北部を中心とした7州の、星付きを含む10軒のレストランで4年間修業した経験の持ち主。
ディナータイム(コース7020円~)では、ランチとはまた違ったメニューをコースやアラカルトで楽しむことができます。
ワインも豊富に揃い、グラス1000円~、ボトル6000円~オーダーできます。次回はぜひディナータイムに、ワインとあわせて「ビット」の味を堪能してみたいです!
Text:minimal
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