「それ、どこの?」って絶対聞かれる、「プティ・タ・プティ」のテキスタイル雑貨がほしい!
鴨川から眺める山並みや、嵯峨野の竹林、幼い頃に通ったアイスクリーム屋さん…。京都の身近な風景をモチーフに仕立てる「プティ・タ・プティ」のテキスタイル雑貨は、鮮やかな色彩と不思議な立体感で、一度見ただけで印象的な記憶を残します。築100年を越える京町家のお店で、旅の思い出をひとつ手に入れてみませんか?
鴨川の風景から生まれた大人気の柄「レ・モンターニュ」
「プティ・タ・プティ」のショップと工房があるのは、洗練されたアンティークや工芸の店が並ぶ寺町通。築150年の京町家を丁寧にリノベーションしたお店は、愛らしいのれんや三角形の旗が目印です。
店内には、9種類のオリジナルテキスタイルで仕立てた生活雑貨がたくさん。1階は文具やバッグ、ランチョンマットなどの小物を中心に。屋根裏部屋のような2階には、洋服のほか、家具や照明などのインテリアアイテムが並びます。
ブランドを代表するおなじみの柄が、手前の「レ・モンターニュ(山並み)」。鴨川から眺めた冬山がモチーフになっているそう。故郷の風景のように、ずっと眺めていたくなる不思議な奥行きとワクワク感が広がるデザインです。
心惹かれるデザインの秘密は、小さなアートで紡ぐ物語
「プティ・タ・プティ」のデザインを手がけるのは、京都生まれのプリンティングディレクター奥田正広さん、イラストレーター・ナカムラユキさんのお二人。
実は、すべてのテキスタイルの元になっているのは、ナカムラさんが手がける紙のコラージュ作品。どれも店内に飾られています。日々の暮らしの中でお二人が出会った風景や物語、子供の頃の甘い記憶が、古い文具店や書店、パリのマルシェで見つけたさまざまな古い紙で表現されているのです。
実際のプリントでも、紙を重ねた立体感が表現されているのが驚きです!「仕立てや縫製の多くは、京都の職人さんにお願いしています」と奥田さん。細部まで本物の手仕事を追求するのも、共にクリエイターの二人ならでは。
こちらは「レ・フルール(花)」の原画。お二人が遊んでいた広沢池のレンゲ畑がモチーフになっています。
新作の柄は「チロル」。地元で長く愛されてきた二条城近くの喫茶店「チロル」がモデルです。山小屋の雰囲気が漂う愛らしい外観が目に浮かんでくるよう!
ギフトにもおすすめ!注目のデザインアイテムたち
多彩な柄やアイテムが揃う中でも、上質な和紙で仕立てた「御朱印帳」2916円、御朱印袋3402円は大人気。柄は、下鴨神社の縁結びの御神木をモチーフにした「ロワゾ(鳥)」、「ラ・ビブリオテーク(図書館)」、「レ・フルール(花)」。
コースター各615円は、ギフトやおみやげにもおすすめ。配色や柄の切り取り方によって、印象が変わるのも楽しい!
右は、下鴨にあるパン屋さん「ナカガワ小麦店」とコラボレートしたパンバッグ1万368円。名物の食パンがすっぽり入る絶妙なサイズ感です。
お店があるのは京都の1店舗のみ。奥田さん、ナカムラさんがお店にいることも多いそうなので、ぜひ気軽に話しかけて、デザインに秘められた物語にふれてみてください。
text:山口紀子
photo:マツダナオキ
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