ヴィンテージから現代まで。英国&北欧の暮らしの雑貨店「NORR KYOTO」
イギリスや北欧のセンスの良い生活雑貨を扱う北山の「NORR KYOTO(ノールキョウト)」。女性店主が直接各国で仕入れるアイテムは、優雅なアンティーク食器から、日本未発売の若手クリエイターの文具までと多彩。商品の向こう側に広がる、現地の文化や暮らしの空気感を丁寧に伝えてくれる接客も素敵です。
「ヨーロッパのかわいい」が集まる小さな雑貨店
北山通の小さなビルの2階。扉を開けるとそこは、イギリスを中心にスウェーデンやデンマーク、ドイツなど、ヨーロッパ北部の国々からやってきた食器や文具、リネンなどが並ぶかわいらしい雑貨店です。
店主は、イギリスとスウェーデンで計6年間の留学経験をもつ女性。その経験を生かし、現地を旅しながら直接買い付けをしています。なかでも、さまざまな国や時代のうつわがとても豊富。
1930年代イギリスのアール・デコ、レトロポップなドイツのミッドセンチュリーのほか、70年代の北欧ヴィンテージも。眺めているだけで、各時代の空気が伝わってくるよう!
こちらはパステルカラーの英国ヴィンテージたち。カントリー雑貨で有名な「スージー・クーパー」などが並びます。
各国で今話題の、若手作家のうつわも並びます。写真は、イギリスの女性作家の陶芸スタジオ「ダック セラミックス」のカップ。素朴な手描きのライン、雫のように垂らした釉薬など、プロダクトと手仕事をほどよくミックスさせたデザインが魅力です。
紙モノ文具、レディライクなジュエリーまで
やわらかな色柄の文具も人気です。写真右は、イギリスの紙雑貨ブランド「ola(オーラ)」、左は、テキスタイルブランド「KIRAN RAVILIOUS(キラン ラヴィリオス)」のノート。店主さんも留学時代に愛用していたそうで、書き心地も抜群だとか。日本で扱っている店はここだけかも!?
繊細な手描きで誕生花や12星座を描いたカードは、インドの刺繍作家・イラストレーター、エレナ・デシュムックが手かけたもの。額に入れて壁に飾るのもおすすめ。
ガラスの小箱の中には、19世紀のアンティークジュエリーや、ココ・シャネルも愛したレトロなコスチュームジュエリー(イミテーションジュエリー)も。レディのたしなみ、小さなコンパクトも人気です。
本を通して異国の文化にふれる体験を
「雑貨を入口に、各国の文化にも興味をもってもらえたら」と、壁一面に大きな本棚があり、海外文学が揃うのも「NORR KYOTO」ならでは。ムーミンでおなじみ、フィンランドのトーベ・ヤンソンの短編集も並びます。
イギリス製の紙でブックカバーをつけてもらうこともできます。リボンをつければ、素敵なギフトに早変わり!
日本にはない色づかい、プリント柄が魅力のヨーロッパ雑貨たちが並ぶ「NORR KYOTO」。営業は木・金・土曜のみなので、来店の際はお間違いなく。
text:ヤマグチノリコ
photo:マツダナオキ
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