シェアしたくなる絶景!フォトジェニックな小豆島へ1dayトリップ
緑きらめく初夏の週末、船に乗って小豆島に渡り、のんびり島時間を過ごしてみませんか?おすすめはアクセスの便利な神戸三宮から、車と一緒にジャンボフェリーで渡る航路。船旅ならではの特別な風景に出会えるのはもちろん、島内を気ままにドライブしながら素晴らしい絶景を楽しめるんです。今回のコースでは、思わず撮影したくなる厳選スポットをご紹介。カメラを持って、さあ出発!
Summary
8:00 小豆島ジャンボフェリーで出発
海を渡る船時間も贅沢。海風に吹かれて早くもリゾート気分
阪神高速3号神戸線「京橋IC」降りてすぐの、神戸三宮ターミナルから小豆島へ、約3時間20分の船の旅。出港したらすぐに、大パノラマの風景が広がる屋上デッキへ。六甲山やポートタワーなど、普段見ることのできない、海から眺める神戸の街並みが新鮮でとても素敵です。
一番の見所は、世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」の真下をくぐる瞬間!大迫力で橋が迫ってくる様子に、思わず歓声が上がります。船旅でしか味わえない贅沢な時の流れが心地よく、次第に忙しい日常を忘れて、旅スイッチがオンに。
リゾート感たっぷりの大きな船の中は、ゆったり&広々とした造り。窓際の席で海を眺めながら
お茶をしたり、うとうとまどろんだり…。自由気ままに過ごせるのも船旅ならではの贅沢です。
緑あふれる小島が見えてきたら、瀬戸内海の離島・小豆島に到着。透き通るような海をのぞくと小魚が生き生きと泳ぐ姿も!山も近くて、街並みもノスタルジック。時の流れがぐっとゆるやかになり、待望の島時間が始まります。
12:00 井上誠耕園 らしく本館でお買いもの
海を望むレストランも!オリーブの魅力を衣食住で体験
坂手港から車で25分。まずは、3代続くオリーブ・柑橘農園が開いたライフスタイルショップで、「香りも味も絶品」と評判の小豆島産オリーブを楽しみましょう。
店内は、食品・化粧品・苗木・体験などの6ゾーンに分かれていて、見所がたくさん。丁寧に手摘みされたオリーブでる高保湿のスキンケア製品やエキストラバージンオイル、木の実のオリーブオイル漬け(コンフィ)は自分へのおみやげにぴったり♪好みのブレンドで「マイオリーブオイル」を作る体験もできます。
ベーカリーでフレッシュな柑橘ドリンクやスイーツを購入すれば、島ドライブのお供にも。人気なのは「緑果オイルソフトクリーム」350円。無農薬の早摘みオリーブで作るオイル(初夏限定)の清々しい香りがクセになりそう!
2階は、アヒージョやパエリアなど、オリーブオイルや地元食材を使った食事が味わえる「ファームズテーブル忠左衛門」。眼下にオリーブ畑と瀬戸内海をのぞむ眺望も抜群です。
12:40 道の駅オリーブ公園で撮影会
オリーブがそよぐ丘の上の公園は、ファンタジーの宝庫!
内海湾を見下ろす丘上に立つ公園のシンボルは、姉妹島であるギリシャ・ミコロス島をイメージした真っ白な風車!実写版『魔女の宅急便』のロケ地になったことを機に、近年はオリーブ色のポストや巨大な絵本のオブジェなど、ファンタジックな撮影スポットがぞくぞく誕生しています。
無料レンタルできるホウキにまたがれば、キキのように空を飛ぶこともできるかも!?コツはしっかり脚を曲げてジャンプすること、連写することの2つ。いざ、カメラの魔法を使って大空へ!
120種類のハーブやバラが彩る「花と香りのガーデン」には、雑貨ハーブカフェ「コリコ」があります。『魔女の宅急便』のロケセットをそのまま生かした乙女チックな空間で、特製ハーブドリンクでリラックス。
約2000本のオリーブが繁る畑へ、おさんぽにも出かけましょう。小豆島には「ハート形をしたオリーブの葉」を見つけると幸せになれるという伝説があります。ぜひ探してみてください。
14:00 寒霞渓で絶景体験
山頂でゆったり深呼吸。奇岩が連なる自然美を大パノラマで
海も山もあるのが小豆島のいいところ。標高600m、古くは神々が暮らす聖地と信じられた寒霞渓は、日本三大渓谷として名高い景勝地です。見所は、1300万年前の火山活動や風雨の浸食が造り出した奇岩の数々!そそり立つ岩壁を縫うよう進む、ロープウェイからの景色も圧巻です。
山頂には大小さまざまな展望台がありますが、小さな林を抜けた先の「鷹取展望台」からの絶景は息を飲むほど。映画『八日目の蝉』の1シーンも撮影されたとか。
山頂には女子注目の写真スポットも。第2展望所のすぐそばには、ハート型の松の木があるんです。その先の展望台では、願いを込めて小さな素焼の皿を渓谷に投げる「かわらけ投げ」にチャレンジ。お皿が小さな穴をくぐると願いが叶うそうですよ。
雄大な瀬戸内海や島々を眺めながら、大きな深呼吸するのも忘れずに。きっと最高の癒しの時間になるはずです。
15:10 金両醤油で老舗の技にふれる
130年続く醤油蔵へ。女性当主が提案する新しい食の楽しみとは?
昔ながらの杉桶で熟成させたまろやかな味わいの醤油も、小豆島名物のひとつ。最盛期には400もの醸造蔵があったそう。現在も20蔵以上が残るなか、明治13年創業の「金両」5代目は、島唯一の女性当主!ジュニア野菜ソムリエや栄養士などの資格を生かして提案する、ユニークな調味料も見逃せません。
風格ある木造建築は、国の登録有形文化財。蔵の小さなのぞき扉から、発酵中の醤油を眺めたり、香りをかぐことができます。
ショップでは、あれこれ味見をしながらおみやげを選びましょう。材料は塩も大豆も小麦もすべて国産。料理好きなら、3種の人気醤油を食べ比べできる「いいとこ取り」セットがおすすめです。
卵かけごはん専用の醤油、自家製ガーリックオイルと醤油をブレンドしたドレッシングも美味。店員さんの接客も温かで、おいしい使い方を教えてくれるのもうれしい。地元の人々とふれあうひとときも島旅の魅力です。ぜひいろいろ聞いてみて。
16:00 二十四の瞳映画村でロケ地めぐり
気分は映画のヒロイン!?青い海に面した美しきテーマパーク
旅のエンディングは、小豆島を舞台にした映画と文学の世界へ。内海湾の岬の入り口、青い海が広がる最高のロケーションに、名作映画『二十四の瞳』や『八日目の蝉』で使われたセットを生かしたテーマパークがあります。
木造校舎の小学校にレトロな町並み、夏にはひまわりがそよぐ花畑が広がり、まるで昭和初期にタイムスリップしたよう!おばあちゃんの家を訪ねたような居心地のよさに、時計の針もさらにゆっくり進むような…。
CM撮影のロケ地としても人気とあって、施設内にはフォトジェニックな場所がたくさん。俳優気分で撮影できちゃいます。
写真上は「ギャラリー松竹座」。1階は昭和30年代風の映画館で、かわいいタイルやステンドグラスが絵になります。2階は、海が見えるブックカフェ「書肆海風堂(しょしうみかぜどう)」。映画や旅に関する本を眺めながら、知的な1枚をパチリ。こだわりのコーヒーでゆるりとくつろぐのもおすすめです。
素敵な島旅もそろそろ終わりの時間です。坂手港発17時45分(土日祝ダイヤ)のジャンボフェリーで神戸港へ…。最後のサプライズは、空と海が真っ赤に染まっていく瀬戸内海の夕焼け。日が沈んだ後のマジックアワーも幻想的なので、こちらのシャッターチャンスもお忘れなく。
photo:マツダナオキ
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