もはや美食レベル!広島の名店「薬研堀 八昌」のお好み焼がおいしいワケ
広島市内に数あるお好み焼店のなかでも、圧倒的な知名度を誇る「薬研堀 八昌」(やげんぼり はっしょう)。地元客はもちろん、全国各地から食通が訪れる超人気店です。「お好み焼=B級グルメ」というイメージを覆した、美食ともよべる八昌のお好み焼へのこだわりをご紹介します。
重なり合った食材のハーモニーを堪能
1番人気は中華そば、豚肉、玉子入りのシンプルなそば肉玉864円。甘さが際立ったキャベツ、豚肉のうま味や中華そばの風味など、食材ひとつひとつの味わいが驚くほどはっきりと感じられます。控えめに塗られたソースが、味に一体感をもたせる名脇役に。
“麺パリ系”の元祖!甘いキャベツにもこだわりが
八昌の最大の特徴は、お好み焼に入れる麺を焦げ目が付くまでしっかり焼くこと。パリッと香ばしい味わいはやみつきになるおいしさです。戦後発祥のふっくらしたお好み焼とは異なる、“麺パリ系”という新たなスタンダードを誕生させました。
お好み焼には欠かせないキャベツも、季節ごとに旬のものを厳選。その日に仕込んだ千切りキャベツは、焼かれる前は約15cmもの高さ!下には生地を、上にはモヤシや豚肉などの具材を重ねて約20分じっくり蒸し焼きにすることで、甘みを最大限に引き出しています。
お好み焼は焼けるまで約20分ほどかかるので、一品メニューの鉄板焼を食べながら待ちましょう。冬場なら旬の焼きがきがおすすめ。ビールとの相性も抜群です。
味だけじゃない!五感で楽しめるからさらにおいしい
コの字形の大きな鉄板カウンターも八昌の魅力のひとつ。最後までアツアツで食べられるうえ、調理している様子を目の前で見ることができて臨場感たっぷり!鉄板で「ジュ~ッ」と炒める音やソースの焦げる匂いが食欲を刺激します。
ヘラを使って食べるのにもぜひチャレンジを。ひと口サイズにカットしてアツアツをパクリ。地元人になった気分で味わえます。
店先には16時の営業前から連日行列ができています。開店すぐに入った客が食べ終わる、17時前後が狙い目です。
text:小倉山とーすと
photo:松本朋也
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