日光の夜遊びのススメ。和モダンなバーで地元の人たちとほっこり飲み
日光は日光山内や老舗が並ぶ門前町など日中の観光がメインですが、実は夜の日光も楽しいんですよ。金・土・日曜など週末の夜にオープンする「yoinokuchi(ヨイノクチ)」は、地元の常連客が多い人気店。地元の人たちに交じって話をしたり、ときにはおすすめの情報を教えてもらえたり、今まで知らなかった日光の素顔に出合えるとっておきの時間が過ごせます。
秘密にしておきたい大人の隠れ家
「yoinokuchi」は、東武日光駅から日光東照宮に向かうメイン通りに位置しています。昼間は扉が閉まっていて気づかないかもしれませんが、夜になるとほのかな明かりがともり、センス抜群のおしゃれな空間が現れるのです。
店先にはこんなかわいい看板も出ています。
こだわりが散りばめられた空間がおしゃれ!
店主の松本正敬さんが、古民家を1年ほどかけてリノベーションした店は、柱に使われていた木材をカウンターの壁に利用したり、屋根裏にあったという味わい深い梁をオープンにしたり、こまかいところにこだわりが感じられます。
なかでも、漆喰に炭を混ぜ込んだ黒漆喰を塗った壁は印象的。自然な色合いのグラデーションによって、空間に奥行きと味わいが生まれているようです。
メニューは、黒板に書かれた今週のおばんざいのほか、ナッツなどのつまみ類など。お酒は、日本酒からワイン、焼酎、ホッピーのほか、カクテルもいろいろ楽しめます。
外国人観光客も多いインターナショナルな空間
昔からよく海外を旅していたという店主の松本さん。アメリカを巡っていたときに連れていってもらったバーで、皆が思い思いにくつろぎながら語らう姿が印象に残って、自分の出身地でもある日光にもこういう場所をつくりたいと思ったのがオープンのきっかけだそう。
日光は、世界中から観光客が訪れる日本の一大観光地。地元の人たちの交流の場になるのが目標だそうです。
「まだ宵の口じゃないか」というように、時間を気にせずゆっくりしてほしいというのが店名の由来。観光客たちがいなくなって静けさに満ちた、日光の夜の街並みも趣深いものです。
text: 井島加恵(mii)
photo:ミヤジシンゴ
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