カワウソと指タッチ。小さな爪と“ふにゃっ”とした手が可愛いすぎる!
神奈川県・三浦半島の西南端にある「京急油壺マリンパーク」では、約450種・6000点の海の生き物に出合えます。中でもカワウソと握手ができるキュートな体験が、今人気を呼んでいるんです。カワウソのふわふわでやわらかい手に癒されてみませんか。
心奪われるカワウソの愛らしすぎる握手
大好物のワカサギをそっと差し出すと指をキュッとつかんで握手をしてくれるカワウソ。想像よりかなりふにゃふにゃで、赤ちゃんの手のようでした。手の大きさや感触で例えるなら、リスザルっぽいです!
体をくにゃっとねじって一所懸命に手を伸ばすしぐさがとってもかわいい。焦らすのはダメだと分かっているけど、そんな姿が見たくてついついワカサギを焦らしてしまいます…。
小さな筒から出てきた手をよく見ると、コツメカワウソの名前の由来でもある小さな爪や指の間の水かきを見ることができます。
指タッチがはじまる直前はこんな感じ。瞳を輝かせながらゲートが開くのを今か今かと待っているしぐさに、早くもノックアウト寸前です。
この「カワウソにお魚をあげて指タッチ!」は、定員20名の予約制。「かわうその森」で毎日開催しています(1000円/荒天中止)。なんと休日は事前予約で埋まることもあるそうなので、来園日が決まったら早めの予約がおすすめです!
8頭のカワウソが暮らす“かわうその森”にほっこり
“日本に再びカワウソが住めるような自然環境を取り戻したい”という願いを込めて作られた「かわうその森」には、絶滅危惧種に指定されているコツメカワウソをはじめ、さまざまな希少種が暮らしています。
2013年にはコツメカワウソの繁殖に成功し、ここでかわいい四つ子の赤ちゃんカワウソが誕生したそうです!
「かわうその森」で暮らすカワウソは、全部で8頭。仲良く2頭で筒の中をちょこまかと歩く姿もかわいいです。
こちらが2013年にマリンパークで生まれた姉妹カワウソです!はしごに登ったり、透明な水槽内を半回転しながら泳ぐユニークな行動が観察できますよ。
はしごの上からこっちを見る目がとにかくキュート。水槽内を半回転しながら遊泳するタイミングに出合えたらラッキーです!
ミュージカル仕立ての「いるか・あしかパフォーマンス」も必見!
「京急油壺マリンパーク」に来たらぜひ見てほしいのが、屋内大海洋劇場「ファンタジアム」で行われる「いるか・あしかパフォーマンス」です。37年の歴史をもつパフォーマンスショーで、照明や音楽を使ったストーリー性あふれるショーが展開されます。
2018年の演目は『ボクらの50年物語』。マリンパークが開館した1968年のヒットソングとともに、水族館の50年の歴史をイルカとアシカが演じてくれるんですよ。
まるで舞台を見ているような大迫力!ストーリー展開に合わせてジャンプを繰り広げるイルカがスゴイ!
物語の中には、アシカが楽器を演奏したり、DJに扮する場面もあるんです!この日の演奏曲は『小さな世界』。バンドウイルカたちのコーラスにも注目です。
どこか懐かしさを感じさせるこちらのペンギンは、マリンパークのマスコットキャラクター・ペンギンくん。50年前から変わらぬ姿に何世代にも渡るファンがいるのだとか。ショーの中での海の生き物との掛け合いも見どころです!
「京急油壺マリンパーク」では、海の生き物とのふれあいのほかにも、約50種・2000匹の魚が暮らす巨大パノラマの回遊水槽や飼育45年目を迎えるご長寿のシロチョウザメなどさまざまな生き物に出合うことができます。地元・三浦産のキャベツでムラサキウニを飼育するおもしろい実験展示などもあるので、ぜひチェックしてみてください。
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
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