夏こそ温泉!?ぬる湯で「冷え」対策!!【温泉家・北出恭子のお悩み解決温泉旅vol.7】
夏は暑さを和らげるために、オフィスでも自宅でもクーラーを使ったり、ヒンヤリした食べ物や飲み物ばかり摂取したりと、内からも外からも身体を冷やしてしまい「夏冷え」を起こしてしまいがち。知らず知らずのうちに起きている「夏冷え」は体の不調やむくみなど、さまざまなトラブルの原因になっています。そんな冷え対策には芯から温まる“ぬる湯”がおすすめ!今回は夏だから行きたい!おすすめの“ぬる湯”をご紹介します。
北出恭子おすすめの、お悩み解決温泉!
ぬる湯でも長時間入浴で芯から温まる 「微温湯温泉 旅館二階堂」(福島県)
吾妻小富士の麓、920mにある山奥の一軒宿。木造の建物や茅葺き屋根など、まるでここだけ時が止まったような趣のある風情。冬は雪深いため春の雪解けの季節まで休業しています。
こちらは、その名の通り源泉の温度は32度ほどの“ぬる湯”。奥には41度ほどの温かい沸かし湯もあります。
惜しみなく浴槽に注がれている温泉は、鉄分を含む酸性の湯。舐めると酸味と鉄味を感じます。炭酸ガスなどを少し含む温泉水は、温泉成分によりヌル湯にもかかわず、長時間入浴すると血流がよくなり、いつのまにかポカポカに温まりますよ。
■微温湯温泉 旅館二階堂
住所:福島県福島市桜本温湯11
Tel:024-591-3173(冬期休業中は024-591-3606)
営業時間:9~16時(最終受付)
定休日: 11月下旬~4月下旬
料金:大人500円、小学生200円、小学生未満無料
血の巡りをよくしよう!湯量豊富な 「駒の湯温泉 駒の湯山荘 」 (新潟県)
雄大な駒ヶ岳の麓にあり、大自然の中に佇む秘湯の一軒宿。なんといってもこちらの源泉温度は33度。夏場にはとても心地よい温度です。ちなみに、冬季は休業しています。
日帰り入浴では、女性専用の内湯と混浴の露天風呂に入れますが、どちらもとてつもない湯量で、このようにすごい勢いで湧き出ています。
やさしい硫化水素(硫黄)の香りがして、少しツルツルする気持ちのいい湯。何時間でも浸かっていられそうです。硫黄のガス成分には血流を促してくれる働きが期待できるので、じっくりと入りましょう。
夏限定!アワアワな源泉浴でリラックスできる「華まき温泉」(熊本県)
人吉温泉郷の中心部から少し離れたのどかな田園風景の中にぽつんと立っている華まき温泉は、その名の通り春になると辺り一面きれいな花々で彩られます。桜の時期が特に素晴らしく、湯船のすぐ目の前は八重桜。なんと花見風呂を楽しむことができるのです。
そして、おすすめなのが夏限定の源泉浴。34度のかけ流しの源泉に貸し切りで入ることができます。湧きたての新鮮な湯に浸かるとあっという間に全身が泡につつまれます。暑くも寒くも感じない不感温浴と言われる温度なので、心身ともにとてもリラックスできますよ。
温泉といえば冬、というイメージが強いかと思いますが、女性に大敵な「冷え」から守るためにも夏こそ温泉へ!ちょっとした不調も解決するかもしれませんよ。
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