家飲み女子会に持って行きたい!「弘前シードル工房kimori」のりんごの果実酒
青森といえば、やっぱり「りんご」。りんごの生産量日本一を誇る弘前市では、りんごを使ったお酒「シードル」がおみやげの定番になりつつあります。りんご農家が手掛ける「弘前シードル工房 kimori(ひろさきしーどるこうぼうきもり)」のシードルは、味はもちろん、ラベルのかわいさにも惹かれてしまいます。
弘前のりんごを守るために始めたシードル造り
「弘前シードル工房 kimori」は、2014年5月、弘前市りんご公園内に誕生した醸造所です。代表の高橋哲史さんは、2008年の降雹被害をきっかけに、弘前のりんごを守らなくてはいけないと思うようになったと言います。
弘前のりんご農家たちとkimoriを立ち上げた高橋さん。りんごの新たな可能性を探るうちに、シードル造りにたどり着いたそう。シードルはりんごを使った果実酒で、ヨーロッパなどでは古くから飲まれています。爽やかな味わいと軽快な飲み心地で、日本にもファンが増加中。kimoriのシードルも「地シードル」として、近年熱い視線が注がれています。
kimoriのシードルはりんごの果実感たっぷり!
kimoriでは、スイートタイプとドライタイプ、2種類のシードルを造っています。どちらも無ろ過なので、りんご本来のおいしさがダイレクトに伝わってきます。
甘口のスイートはアルコール度数3%で、スイスイと飲めてしまう飲み心地の良さ。スイーツとの相性がいいので、弘前名物のアップルパイと一緒に味わうのもいいかも。
一方、辛口のドライはアルコール度数6%で、キレのある飲み心地。グラスに注げばシュワシュワッときめの細かい泡が立ち上り、パーティなど華やかなシーンにもぴったり。肉料理にも魚料理にも合う万能性が魅力です。
工房内では300円で試飲ができるので、スイート、ドライを飲み比べてお気に入りを見つけてみては(現在、試飲はグラスで提供)。
りんご畑を眺めながら飲めば、おいしさも倍増!
シンプルでおしゃれな工房内からはりんご畑を一望できます。夏~秋のりんごが実る時期はもちろん、りんごの花が咲く5月上旬や冬の雪景色など、四季折々のりんご畑を眺めながら飲むシードルも、ここならではの楽しみ方です。
kimoriのシードルは、弘前市りんご公園の売店などで買えるほか、市内の飲食店で飲むこともできます。
来年も実るようにと木に1つだけ残したりんご「木守り」があしらわれたラベルもかわいくて、自分用にも欲しくなります。
春と秋には、季節限定のシードルも登場するので、年ごと、季節ごとの味を楽しんでみるのもおすすめです。
text:木下かほ
photo:小野寺真希
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