憧れの絶景“海上の大鳥居”に大接近!満潮の嚴島神社をろかい舟で海上拝観
嚴島神社の朱色の大鳥居は、宮島のシンボルともいえる存在。海に浮かんだように見える満潮時の姿は、誰もが「1度は見たい!」と思う神秘的な絶景です。そんな満潮時の大鳥居に最も近づくことができる、レトロな観光船“ろかい舟”をご紹介します。
まずは宮島の「干潮」と「満潮」についてチェック
遠浅の浜辺に立つ嚴島神社は、潮の満ち引きの影響が大きく表れる場所。約6時間おきに繰り返す「干潮」と「満潮」で景色が一変することで有名です。干潮時には大鳥居の根元まで歩けることも。
満潮時の大鳥居は海に浮かんでいるような不思議な光景です。歩いて大鳥居に近づくことができない、そんな満潮時の宮島で人気なのが、舟上から大鳥居を眺められるろかい舟なんです!
情緒あふれる手漕ぎ舟で、かつての風景に思いを馳せる
古くは舟で大鳥居をくぐり、お参りに来ていたのだとか。その時の人々のようにろかい舟で大鳥居をくぐる体験をすれば、より神聖な気持ちで神社を参拝できそう。
ろかい舟は櫓(ろ)と櫂(かい)を使って動かす、昔ながらの手漕ぎスタイル。同乗するガイドさんの話し声や揺れる波の音に耳を傾けながら、風情たっぷりの舟旅が楽しめます。櫓や櫂を見事に操る船頭さんたちの姿も見ものですよ!
憧れの光景が目の前に!しっかりと目に焼き付けて
ゆっくりと進む舟はついに大鳥居の目の前へ!間近で見る“海上の大鳥居”は圧巻そのもの。迫力ある1枚をカメラに収めたら、じっくりと鑑賞しましょう。
ろかい舟が運航しているのは1カ月のうち半分ほどなので、ホームページで事前に運航スケジュールを確認しておきましょう。運航時は、表参道商店街を嚴島神社方面に抜けてスグの場所で発着を行っています。宮島でしか楽しめない約20分間の舟旅を、ぜひチェックしてみてください。
text:小倉山 とーすと
photo:松本朋也、小川康貴
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