飲んだ後のシメに“シメむすび”を。盛岡の人気居酒屋で味わう罪なおいしさ

飲んだ後のシメに“シメむすび”を。盛岡の人気居酒屋で味わう罪なおいしさ

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盛岡市中心部の桜山商店街に店を構える「〼mass~かまどのある家・酒をよぶ食卓~」は、地元産の無農薬米を使ったかまど炊きのごはんが評判です。米を主役に据えたこの店の楽しみは、なんといってもシメの「塩むすび」。純米酒を堪能した後に食べる塩むすびは罪悪感を忘れるほどのおいしさです。

Summary

主役は昔ながらのかまどで炊いたごはん!

「〼mass」は岩手の食材を使った和食を提供する人気居酒屋。代表の阿部洋祐さんは、「米を主役にした店をつくりたかった」と話します。おいしいごはんづくりを追求するため、厨房には昔ながらの大きなかまどを設けました。

お米は、阿部さんが「このうえなくウマイ米」と絶賛する無農薬・合鴨農法米。岩手県滝沢市の農家、武田哲さんが育てた無農薬・合鴨農法米。「ひとめぼれ」と「きらほ」をブレンドして使っています。

シンプルなのに味わい深い「塩むすび」はシメにぴったり!

かまどで炊いたごはんは、昼は定食に、夜はお酒のお供にと、昼夜違ったスタイルで味わうことができます。夜は、かまどごはんで握った塩むすびを用意。「米をつまみにお酒を飲む感じですかね」と阿部さんは言います。

塩むすびは、シメに注文する人も多いそう。水加減に気を配りながら炊き上げるごはんは、ふっくら、もっちもち。米の一粒一粒に旨みが凝縮されています。

塩むすびに付く本日の味噌汁も、阿部さんのこだわり。日替わりの具と、それに合わせたダシと味噌を使って仕上げています。塩むすびも味噌汁もシンプルなのに味わい深く、お酒のシメに食べると、じんわり身体に染みわたるのです。

お酒の肴もおいしいものが揃っています

米のほかにも、岩手県産の厳選食材をふんだんに取り入れています。三陸産の新鮮魚介や岩手山麓農園の野菜、八幡平サーモン、佐助豚など。海の幸、山の幸ともに、できる限り、岩手の食材を使うことを心がけているそう。その時期においしいものを仕入れているので、メニューの内容は日によって変わることもあります。

岩手の旬の味覚を堪能するなら、夜のおまかせコースがおすすめ。値段も1620円~と手頃で、2160円以上のコースには塩むすびも付きます。

そして、食材を引き立てる盛り付けや器にもぜひ注目を。酒器も、ネコをモチーフにしたかわいい徳利&鈴付きの杯や、宮沢賢治の「注文の多い料理店」にちなんだ山猫徳利などがあり、目でも楽しむことができます。

冷も燗もおまかせ!純米酒は約30種類をラインナップ

店名の「〼mass」は「升」が由来。そのため、店で取り揃える酒は日本酒が中心です。常時30種類ほどの純米酒が並んでいます。

「冷から燗まで、さまざまな温度で楽しめるようにしています。日本酒のことは気軽に聞いてください」と阿部さん。好みを伝えれば、料理に合う日本酒を提案してくれます。

日本酒のほか、遠野のどぶろく、花巻の亀ヶ森醸造所のワイン、盛岡のベアレンビールなどもラインナップ。料理に使う食材だけでなく、酒も岩手のものを厳選しています。

昼は「定食屋かまどのある家」として白ののれんがかかり、夜は「酒をよぶ食卓」として青ののれんがかかります。

1階はカウンターとテーブル席、2階は座敷席があり、さまざまなシーンで利用できるのも魅力です。おいしい米と酒で、岩手の食の奥深さを存分に体感してみてください。

text:木下かほ
photo:小野寺真希

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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