辛いもの好き猛者は挑戦してみて。“日本一辛い”特辛×3倍の超激辛担々麺
中野の「ほおずき」は、その道20年の店主が作り上げる担々麺の専門店。なかでも異彩を放つのが、「激しく辛い担々麺」(950円)という、超激辛のメニューです。この担々麺は激辛マニアの間でも有名で、「日本一の辛さ」と評価する人もいるのだとか。そんな危険な辛さの担々麺を、“味”と共にご紹介します!
中野駅のすぐ近く、マニア御用達の激辛の聖地を発見!
中野駅を北口に出て小道を少し進むと、お目当ての担々麺専門店「ほおずき」の看板が見えてきます。飲食店が軒を連ねるこの界隈で、昼時には行列ができることもあるのだとか。
店内にはドドンと担々麺と描かれたちょうちんが。担々麺一筋20年のご主人が中野でこの店を始めて2018年で9年目。今では遠方からわざわざここの担々麺を味わうためだけにやってくる人もいるそうです。
店内はカウンター席のほかにテーブル席もあり、同僚や友達、家族と一緒に楽しむことも。担々麺は「普通」「中辛」「大辛」「特辛」から選べますが、それでも物足りないという人のために、特辛の3倍の辛さがある「激しく辛い担々麺」が作られました。
舌がしびれて汗が吹き出る、激しく辛い担々麺にギブアップ
厨房ではさっそく調理がスタート。そもそも、激辛マニアのお客さんからの「もっと辛いものを!」というリクエストを受けて考案した「激しく辛い担々麺」。危険な辛さなので、普通の人にはおすすめしていないそうですが、平気で完食してしまう常連さんも数人いるそう!
いよいよ「激しく辛い担々麺」の登場!麺の上に、四川唐辛子、糸唐辛子、山椒がたっぷり乗っています。唐辛子と山椒が合わさることで、辛さは倍増。ひと口食べただけで、しびれる辛さが舌を襲い、一瞬で汗がドバドバと出てきます。
ご主人いわく「水を飲むと舌が洗われて、もっと辛いよ」とのこと。これは本当に辛いものが強い人以外は止めておいたほうがよさそうです。麺だけでも味わおうとしましたが、激辛スープが麺にほどよく絡まり、食べられません。
このあまりの辛さは熱さのせいかも…と、少し冷めるのを待ちましたが、辛さはまったく変わらず…。結局あまりの辛さに、たったひと口でギブアップしてしまいました…。
普通の人には「中辛」「大辛」くらいがおすすめです
というわけで、次にいただいたのは「中辛」の担々麺。2日間かけて仕上げるスープと、ライ麦の全粒粉で作られたちぢれ麺がベストマッチ!表面に浮いている油はゴマや大豆の植物由来なので、濃厚だけれど胃もたれしません。
麺も繊維質たっぷりで意外とヘルシー。ひき肉、小松菜、ザーサイなどの具も麺やスープとマッチしてとっても美味。こちらは綺麗に完食させていただきました!
担々麺の辛さは、さまざまな唐辛子の配合で調整されています。スープのベースは鶏ガラと京都産の鴨ガラで、そこに花椒や八角、桂皮などのスパイスを溶け込ませ、さらにラー油や芝麻醤(チーマージャン)、干しエビなどで味を調えます。これが「ほおずき」の担々麺のおいしさの秘密と言っても過言ではありません。
刻みにんにく、おろしにんにく、揚げにんにく、青山椒のトッピングは自由なので、さまざまな味の変化が楽しめます。また、辛いものが苦手な人でも「普通」であれば、余裕で食べられる辛さなので安心ですよ。
「激しく辛い担々麺」は、平均して毎日3人ほどは完食するお客さんがいるそうなので、「我こそは!」という人は、ぜひ挑戦してみてください!
Text:山口智弘
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