PINKとBLUEが心をくすぐる。「めでたいでんしゃ」でときめきローカル旅
南海電鉄・加太さかな線を走るビビットな色の電車がとってもかわいい!ピンクか水色の通称「めでたいでんしゃ」が和歌山市駅と加太駅の間(330円)を25分かけて走ります。フォトジェニックな車内は、座席やサンシェード、ドアに床に、そして天井にも、ときめく模様がいっぱい。隠れアイテムのハートを見つけたらHappy気分になること間違いなしです!
ショッキングピンクのキュートな電車で「ハートマーク」を見つけよう
ピンクの電車の車内はすべて特別仕様で、赤と白を基調にしたレトロモダンな雰囲気。窓には鯛のキャラクターが描かれ、サンシェードは網をイメージしたデザインです。そして座席には、鯛をモチーフにした3種類の布が使われています。
座席の模様をよく見ると、ハート模様のウロコがある鯛がいます。「ハートのウロコを見つけたらラッキーな出来事がある」という噂があるので、発見したらすかさず写真におさめましょう。
魚の形をした吊り輪は手ざわりのよい木製。2両の車両には、たったひとつだけハート形の吊り輪があるんです。この吊り輪を2人でつかむと、素敵なカップルになれるかも。
壁に掛かっている加太漁港名産の鯛をイメージした縁起物もこんなにキュート。淡嶋神社のご祈祷済なので、ふれるとめでたいことが起こるとか。ここにも、ハートのウロコを発見!
水色のめでたいでんしゃは、海をイメージしたさわやかな雰囲気
ピンク同様ビビッドな車体は、SNS映え間違いなし。窓の部分が目になっていて、魚のようになっているのがわかります。
加太の美しい海には、たくさんの魚が棲んでいます。水色の電車は、その加太の海のなかにいるような雰囲気。座席には海の生き物がデザインされ、吊り輪はカニや貝の形があしらわれ、吊りポスターも海をイメージしています。
車内に描かれた大きな魚と小さな魚。何気なく見ていると、扉が開く瞬間に、小魚が大きな魚に食べれらてしまいました。思わず動画で撮りたくなる面白い演出です。
水面をイメージした床に描かれたフィン。ここは必ず足を置きたいポイント。ほかにもサーフボードや桟橋のイラストがあって、決めポーズの写真が撮れる絶好の場所です。
窓にはいろいろな海の生き物が描かれています。撮り方を工夫すれば、クラゲが空に浮かんでいるように見えます。
乗車記念に、めでたいオリジナルグッズを!
ホームに立っている駅員さんの前掛けに注目!かっこいい「加太さかな線新オリジナル前掛け」は加太駅で購入できます。この加太駅は明治45年にできた歴史ある駅。駅舎の柱は線路のレールをリサイクルしたもので、窓は、今はもう作る人がいない波打ちガラス。こんな歴史も隠れたみどころです。
乗車記念グッズはほかにもあります。めでたいでんしゃのロゴが入った、「めでたいさいふ」「ガーゼタオル」はいかがでしょう。購入は駅員さんに声をかけてくださいね。ちなみにこのグッズは南海なんば駅でも買えます。
改札を出ると、待合の座布団のなかにひとつだけ、「めでたいクッション」があります。地元の人が幟をリフォームして縫ってくれた貴重な一点ものだそうです。
加太は鯛の一本釣りで知られる港町。鯛や海をテーマにした「めでたいでんしゃ」の車内を楽しみながら、加太の街へ出かけましょう。
■めでたいでんしゃ(南海電鉄お問い合わせ)
TEL:06-6643-1005(南海テレホンセンター/8時30分~18時30分)
営業時間:電車の運行時間(日によって異なる。詳細は「めでたいでんしゃ」特設サイト参照。)
定休日:無休
text:松田きこ
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