20種以上のあんぱんが勢ぞろい。あんこがおいしい浅草の老舗ベーカリー
浅草寺の裏手、言問通り沿いにある“あんぱん”が評判のベーカリー「あんですMATOBA」。千葉県松戸市にある的場製餡所の息子さんとパン屋の娘さんが結婚し、1980年にオープンしました。お店の看板商品である「あんぱん」はすべて、1923年創業の的場製餡所のあんを使用。職人が仕上げるあんがたっぷり入ったあんぱんは、下町の老若男女に愛されています。
下町で30年以上愛されつづける、浅草の名物あんぱん
「餡が美味しい」「粒がしっかりしている」とお客さんから評判のあんこは、北海道産の上質な小豆を使用。素材を生かすため、製餡所では素材の鮮度管理を徹底しているそう。
一番人気はこだわりのあんがぎっしり入った「こしあんぱん」。1日に100個以上売れるそう。上にのっている桜の塩漬けの、ほのかな塩気もポイントです。
二番人気は、ひと粒ひと粒がしっかりとした粒あんを使った「小倉あんぱん」。やさしい甘さが口の中に広がり、幸せな気分に…。
常時20種類以上!バラエティ豊かなあんぱんがズラリ
毎月1~2種類の新商品が登場し、常時店頭に20種類以上のあんぱんが並びます。季節限定などを合わせると60種類以上のレパートリーがあるそう。
中央の緑色のあんぱんは、よもぎを練りこんだ生地でこしあんと求肥を包み、きなこをまぶした「草団子あんぱん」180円。その右にあるあんぱんは、生地とあんにドリップコーヒーを練り込み、ホイップクリームをはさんだ「珈琲あんぱん」160円。
オープン時から随時焼きたてを並べており、午前中が一番揃っているので、いろんな味を楽しみたい人はお早めに。
あんぱん以外にもおすすめがいっぱい!手みやげにも最適
レジの横には的場製餡所で作られたあんこがズラリ。店員さんのおすすめは、アイスクリームと一緒に、またはバターを塗ったトーストの上にのせて「小倉トースト」にすると気軽においしく食べられるとのこと。
水羊羹をカステラでサンドした「シベリア」もファンが多い一品。浅草みやげとして購入するのもおすすめです。
あんぱんを含め、食パンや総菜パンを含めると約80種類のパンが店頭に並んでいます。あんぱん以外では、カレーパンもおいしいと評判。ぜひ、いろいろ味わってみてください。
text:宮田麻衣子
photo:谷口岳史
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