横浜中華街でオールド上海な雰囲気を味わう、飲茶&上海料理ランチ
横浜中華街の大通りに面した上海料理の老舗「状元樓(ジョウゲンロウ)」。“東洋のパリ”と称された1920年代の上海をイメージした、ノスタルジックな雰囲気に包まれた店内は乙女心をくすぐること間違いなし!ステキな空間で飲茶と上海料理を味わえる、欲張りなランチを楽しんじゃいましょう。
飲茶と上海料理で大満足!デラックスなランチを召し上がれ
1955年に創業した「状元樓」は、3代にわたって女性が切り盛りするお店。アラカルトのほか、種類豊富なコースを選択すれば、気軽に本場の飲茶や上海料理を満喫できます。
今回はランチコースから、飲茶と上海料理の両方を楽しめる、ちょっと欲張りな「飲茶DELUXEコース」をピックアップ。前菜から点心、メイン、デザートまで、なんと14品もの料理が味わえます。
イチオシは、上海から来日した点心師が手がける特製点心。上海小籠包、ゆず胡椒小籠包、アワビ入り海老蒸し餃子、三種海鮮の扇蒸し餃子、フカヒレ入り焼売がせいろに盛られ、別皿でフカヒレ入りコラーゲン春巻が付いています。フカヒレ入り焼売はおみやげ用の販売も。
こちらは、濃厚な白湯スープで煮込んだフカヒレがたっぷり入った「フカヒレ入り茶碗蒸しスープ仕立て」。コクのあるスープと、優しい味わいの茶碗蒸しがベストマッチ!
定番の「海老のオーロラソース和え」も。プリプリッとしたエビに、ほんのり酸味のあるオーロラソースがよく合っています。
そしてコースの締めに出される「あっさり生姜チャーハン」。実はこのメニュー、チャーハン対決をするテレビ番組のために作られた一品で、評判がよかったことからお店のメニューに仲間入りしたのだとか。
具材はシラス、九条ネギ、玉子のみで、生姜醤が味の決め手。生姜の風味が利いていて、ネギのシャキシャキ感も楽しめます。
思わず追加オーダーしたくなる、ふるふる「豆腐花」
「飲茶DELUXEコース」にもデザートは付いていますが、ぜひオーダーしたいのが、中国でポピュラーな「豆腐花」。その名の通り、お豆腐のデザートなのでカロリーも控えめ。黒ゴマの蜜をかけて召し上がれ。
フロアごとにコンセプトが異なるオリエンタルな空間
5階建ての店内は、フロアごとにコンセプトが異なっていて、お店に足を踏み入れた瞬間から1920年代の上海にタイムトリップしたような、不思議な感覚に浸れます。
1階は、華やかな社交場だった「上海クラブ」をイメージしたメインダイニング。革張りの椅子や、アンティークのライトが気分を盛り上げます。
2階には大通りを見渡せるカップルシートも。3組分しか席がないので、予約がおすすめ。カップルだけではなく、女子2人での利用も多いそう。
家具や照明をはじめ、蓄音機や鳥かご、昔の中国の衣服など、店内に飾られた調度品はすべて上海から調達されたもの。まるで博物館のような雰囲気です!
どこか懐かしいような魅力あふれる空間と、さまざまな料理が味わえるボリューム満点のランチコース。どちらも一緒に楽しみたいなら「状元樓」がおすすめです!
text、photo:粟屋千春
●料理、ドリンクには別途サービス料がかかります。
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