食・グルメ
2018.07.13
目の前でクレープのフランベ体験！3000円出しても食べに行きたい体験グルメ
銀座に店を構える「銀座メゾン アンリ・シャルパンティエ」。兵庫県・芦屋で喫茶店として始まったこちらのお店は、1969年から続く看板メニュー「クレープ・シュゼット」が人気を集めています。「アンリ・シャルパンティエ」では、そんな歴史あるスイーツを目の前でフランベしてくれるのだとか！
兵庫県発！老舗喫茶店の味を銀座で
店名の「アンリ・シャルパンティエ」は、19世紀フランスに実在した料理人の名前です。創業者の蟻田さんは、そんなアンリ・シャルパンティエ氏の作った「クレープ・シュゼット」に感銘を受けたことから、彼の名前を掲げた喫茶店を開いたのだとか。
「クレープ・シュゼット」とは、オレンジで香りづけしたカラメルソースをクレープにかけ、リキュールでフランベしたデザートのこと。目の前のクレープに青い炎が上がると同時に、甘い香りが広がる、見て楽しく食べておいしい1品なのです！
目の前で上がる炎と甘い香りに酔いしれて
それでは、目の前でクレープをフランベしてもらいましょう！今回は旬のフルーツとともにいただく「クレープ・シュゼット 季節のフルーツとバニラアイス添え」（3456円）をオーダーしました。フルーツは3〜4ヶ月ごとに変わるそう。7月のフルーツはみずみずしい白桃です！
まずはフライパンの上で、バター、グラニュー糖、そしてオレンジのリキュール「コアントロー」で作ったシュゼットソースを温めるところから始まります。そこへ、少し厚めに焼き、一晩寝かしたモチモチのクレープ生地を投入！甘く濃厚なオレンジの香りが漂ってきました。
十分温まったところで、白桃が加わります。グツグツと音を立て、カラメルが染み込んでいくクレープと白桃に食欲がそそられます…！
いよいよお待ちかねのフランベです！アプリコットのリキュールをかけると、勢いよく炎が上がります。ジューシーな桃の華やかな香りが一気に広がり、まだ食べる前なのにもううっとり…。
仕上げに、桃のピューレをふんだんに使ったソース、そして自家製のバニラアイスが載ったら完成！甘く香る上品なたたずまいの1皿に、食べる前からワクワクしてしまいます。
クレープはひと口サイズに切り分け、ソースや白桃と一緒にスプーンですくっていただきましょう。口に含むと、もっちりとしたクレープに、アプリコットやオレンジが香る濃厚かつ華やかなカラメルソースが絡みます。そこにジューシーな白桃と、バニラビーンズたっぷりのひんやりとしたアイスが溶け合い…おいしすぎる…！こんなに贅沢なクレープ、ほかでは食べられません。ゆっくりじっくり味わいたい、芸術品のような1皿です。
人気すぎてギネス世界記録™認定⁉世界一売れているフィナンシェは手土産にぴったり
焼き菓子や生ケーキの販売でも有名な「アンリ・シャルパンティエ」。なかでも大人気なのが、こちらのフィナンシェ！3年連続でフィナンシェの年間販売個数としては世界一の売り上げを誇り、なんとギネス世界記録にまで認定されているそう。
1975年より販売開始されて以降、幾度も改良を重ねられたフィナンシェはとっても香り高く、上品な甘さです。その秘密は、豊かな香りが特徴のアーモンドを2種ブレンドし、毎朝挽いているアーモンドプードルにあります。
封を開けた瞬間から香る奥深いアーモンドの香り、そして口に含んだときの濃厚なバターの風味は、ほかのフィナンシェから一線を画しています。世界一と言われるだけある、豊かな味わいです。
最後に紹介するのが、「ザ・ショートケーキ」。ショートケーキなんてどこも一緒だと侮ることなかれ！スポンジとクリームの厚さをとことん計算しつくしたショートケーキは、口に入れたときのバランスが最高に心地よいのです。
みずみずしいイチゴの酸味、スポンジのふわふわと柔らかい食感、そしてオリジナルクリームのなめらかな口どけのハーモニーは絶妙！ショートケーキ好きには必ず食べてほしい１品です。
目の前でフランベするクレープがいただける、贅沢なスイーツサロン「銀座メゾン アンリ・シャルパンティエ」。お店が入っている「ヨネイビル」は、戦前から銀座にある長い歴史のある建物です。レトロな風貌を活かしたお店は、至福のひとときをより上質にグレードアップしてくれます。甘く上品な「クレープ・シュゼット」をいただきながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみて。
Text:中村佑衣（エフェクト）
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