レトロな食堂で絶品和食!かまど炊きのふっくらごはんと海の幸
文化庁認定の「日本遺産」に選ばれている景勝地「和歌の浦」。不老橋から歩いて5分、絶景ポイントの散策途中でぜひ立ち寄りたい人気のランチスポットが「WAKAYA津屋(ワカヤ ツヤ)」です。昭和の面影を残した店内には、新鮮な魚介に、こだわり食材や調味料で丁寧に作られたおばんざい。「おいしい和食を食べたい!」という方に超オススメのお店です。
漁業組合の建物をリノベーションしたほっこりする食堂
和歌の浦のシンボリックな存在・不老橋。和歌山市の重要文化財として認定されたアーチ型の石橋は、1851年に完成したものです。
その不老橋から北へ5分ほど歩いたところに「WAKAYA津屋」があります。昭和の頃、のりの品評と出荷を担っていたという漁業協同組合だった建物は、一見するとお店とは思えません!
「和歌川漁業協同組合」の看板は、当時のまま。ドキドキしながらのれんをくぐれば、穏やかな空気が流れる食堂が広がります。
懐かしさと新しさが同居する店内
あたたかく店内を包むレトロポップなランプシェードや、長年使われた古材を再生したオブジェ。目新しいけど、どこか懐かしい感じがします。
こだわりのごはんの元となるお米は、「美味しいお米を追求したらブレンド米に到達した」という地元企業から仕入れたもの。
プロの技術でブレンドした味わい深いお米を、かまどに薪をくべ、じっくりと炊き上げたふっくらツヤツヤのごはん。ひと口ほおばると、いつもとは違う、甘みと粘りに驚きます。「ごはんってこんなにおいしいんだ」とまたひと口。おかずと食べるのはもちろん、ごはんだけでも十分なおいしさです。
ごはんセットに好きなおかずをセレクト
かまどで炊いたふっくらごはんと、しっかりおだしの豚汁、ごはんのおとも(肉みそ、浅漬け、昆布のつくだ煮)の3つが基本の「ごはんセット」。これに好きなおかずを選んでオーダーするというシステムです。プリプリと弾力ある新鮮なお造りは定番の一品。
地元で有名な「キタバタの味付海苔」は食べ放題。パリパリ食感のこの海苔は、ごはんが止まらなくなります。ちなみにごはんは、3杯までおかわりOK!
魚の天ぷらは、地元で水揚げされたものを使うので、旬を味わえるおすすめの一品。米油を使った揚げたては、サクサクでペロッと食べられちゃいます。
夜は、和歌山のお酒と一緒に手作りのおばんざいを楽しんで。夜もごはんセットは注文可能ですよ。
ほんの少しだけタイムスリップしたような懐かしい空間で、のんびりとごはん。あったかい気持ちになること間違いなしです。
text:都志リサ
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