おでん片手に立ち飲み女子が急増中!?奥三茶の「たまや」の出汁割り酒でカンパ〜イ
飲食店がひしめき“飲み歩き”が楽しめる三軒茶屋。そんな街を下北沢方面へどんどん奥へ進んだ「奥三茶」と呼ばれるエリアにあるのが、お出汁が利いたおでんがおいしい「奥三茶 たまや」です。醤油を使わず昆布とカツオのうまみをとことん堪能できるお出汁に、牛・豚・鶏の3種のお肉を楽しめる「肉おでん」が自慢の一品!ほかにも、旬の野菜を使ったおばんざいや鶏のたたきなど、お酒がすすむ料理がいろいろ!お出汁のいい香りに包まれながらおいしいお酒を味わえる、三茶で注目のおしゃれなおでん屋に潜入してきました!
茶沢通りに面した真っ赤なお店!大きな窓が目印
三軒茶屋と下北沢をつなぐ茶沢通りは、国道246号と世田谷通りに次いで、三軒茶屋の主要な通り。この道を下北沢方面へすすむこと数分…突然目に飛び込んでくる真っ赤なお店が「奥三茶 たまや」です。
通りに面した大きな窓は開放されており、仕込みの始まる午後4時くらいから、あたりにはお出汁のいい香りが漂います。営業中は、この窓からおでんのテイクアウトをすることもできます。
「奥三茶」と店名についているのは、三軒茶屋のメインエリアから外れたこの地域にも注目してほしいという思いから。お店に入ってすぐにカウンターでは、三茶でよく見られる立ち飲みスタイルでお酒や料理を楽しめます。
コトコトと煮込まれるおでんに目を泳がせながら、まずは1杯。初めましてでも常連さんに混じって飲んでいると自然と会話が弾む、アットホームな雰囲気なのも人気の秘密なのだとか。
おでんをはじめ、おばんざいなどもこだわりのおいしさ
まずはおばんざいからオーダー。海が近い新潟の契約農家から直送される旬の野菜を、オーナー自らが仕込んで毎日数種類の小皿で提供しています。季節の新鮮なお野菜がしっかり味わえます。
おばんざいは日替わりだそうなので、何があるかはその日のお楽しみ。盛り付けもおしゃれで、お酒によく合う味付けになっています。これはおでんへの期待が高まります!
メインのおでんは、昆布とカツオで出汁をとり、塩とお酒のみのシンプルな味付け。なかでも関東のおでんでは珍しい牛・豚・鶏のお肉を煮込んだ「肉おでん盛り合わせ」(1308円)はここで食べておくべき1品!じっくり煮込まれたお肉はほろほろと柔らかく、味もしっかり染みており、箸が進みます。
おでんといえば定番の大根や豆腐、ちくわぶはもちろん、ホルモン焼きでよく見る「ハチノス」や「牛のアキレス腱」「ソーキ(豚バラの軟骨)」など、ほかではなかなか味わえないめずらしい具材も楽しめます。とろろ昆布が乗って、味のアクセントになっています。
地鶏料理にはスパークリングワインがおすすめ!?
「たまや」では、おでん・野菜のほかに地鶏を使った料理にも力を入れているそう。「噛むほどにうまみがダイレクトに感じる」と店主がおすすめする、九州産のブランド鶏「知覧鶏のたたき」(880円)はおでんと並ぶお店の人気メニューです。
この地鶏に合うとお店がおすすめするのは、意外なことにスパークリングワインだそう。「こぼれ泡酒」というメニュー名のとおり、下の升に並々とこぼれるほどの量が注がれます!お客さんに喜んでほしいというお店の気前の良さに、常連さんが多くつくのも頷けます。
ビールや焼酎もありますが、おでんに合わせるならやっぱり日本酒!「たまや」では、いろいろなパッケージがかわいい飲みきりサイズの「カップ酒」を全国から集めています。ラベルで選ぶもよし、店主に味の好みを相談しておすすめを選んでもらうこともできますよ。
また、おでん屋ならではの楽しみ方が!お酒を半分ほど飲んだらお店の人に声をかけて。カップ酒をおでんの出汁で割った「出汁割り」が楽しめます!出汁のうまみがぎゅっとつまったお酒は、スープを飲んでいるような、なんだか不思議な体験です。
こだわりの食材を使いながら、おいしいおでんを気軽におしゃれに楽しませてくれる「たまや」。おひとり様大歓迎!で、三茶の夜のスタートにも、シメの一軒としても使いやすいお店です。ふらっと立ち寄って、おいしいお酒と料理を楽しんでみて!
Text:古谷 シゲユキ(シャガデリック)
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