かき氷の新定番!エスプーマ×高級宇治抹茶の、ふんわり&ほろ苦氷
京都・東山七条の交差点を3分ほど南に進んだ場所に居を構える「茶匠 清水一芳園(ちゃしょう しみずいっぽうえん)」。茶問屋が最高の抹茶を惜しみなく使って作る「エスプーマかき氷」が口コミで話題です。今ではかき氷以外にも、ランチや抹茶スイーツ目当てに開店前から行列ができる人気店です。
Summary
氷の達人が作る、ふわふわ氷とエスプーマのコラボレーション
さっそくかき氷を削るシーンを拝見。三重・鈴鹿山脈の湧き水を48時間かけて凍らせたブロック氷を、氷柱のように細く長く、空気を含ませるように器を回しながらまんべんなく削り落としていきます。
ふわりと削り出された氷の氷柱に、徳島県阿波にある「岡田製糖所」の阿波和三盆糖をかけて。シンプルでコク深い甘みがエスプーマの抹茶をひきたてます。
さざ波のようなドレープが美しい、抹茶エスプーマかき氷「亀」。もともと抹茶は、茶せんで空気を含ませるように点てます。エスプーマも同じように、食材に空気を含ませてムース状にするので、仕組みは一緒。エスプーマの手法が、お茶問屋の誇りともいえる高級抹茶の香りを際立たせます。
スプーンは、近所にある「鍛金工房 westside33(たんきんこうぼう ウエストサイド33)」のアルミ製。軽くて熱が伝わりにくく、スッと入る舌ざわりが心地いいことから、かき氷マニアに人気なのだとか。
自家製の小豆と白玉、練乳が添えれらていて、たっぷりサイズですが最後までおいしくいただけます。
ファン待望の「チョコミントゥ」かき氷
こちらは、チョコミントファンの心を鷲掴みにする「チョコミントゥ」。2018年は、7月3日(火)〜29日(日)の期間限定で登場予定。
爽やかなミントグリーンのエスプーマの上には、フランボワーズのドライフルーツと、薄く削ったビターチョコ、クランブルがふりかけられて、彩りを添えてくれます。
シロップは、ヨーグルトとフローズンストロベリーをミキサーにかけたもの。ラズベリーの甘酸っぱさとヨーグルトの酸味が驚くほどミントのエスプーマにマッチしています!かき氷ごとに器も違ってかわいいですね。
季節を変えて、何度でも行きたくなる“期間限定かき氷”
かき氷といえば、いまや夏だけの食べ物ではありません。「茶匠 清水一芳園」では、定番抹茶エスプーマ氷の「亀」を年中食べられるほか、「チョコミントゥ」のような期間限定の氷がメニューに並びます。
今までに作った氷は、丹波栗、ほうじ茶ミルク、マンゴー、和三盆ミルクなど20種類を超えるそう。限定氷の登場期間はだいたい2週間程度。次に行くときはどんなかき氷が食べられるのか楽しみです!
「行列のできない店」を目指すやさしい気遣い
かき氷が食べたくなるのは、やっぱり暑い夏。店長の清水さんが気にされているのが、順番待ちで並んでいるお客さんの熱中症です。そのためこのお店では、予約表に名前と人数を記入したあとは、自由に近所を散策できます。
周辺には、市販よりも安く清水焼を手に入れられる問屋の「森陶商」、しば漬けで有名な「ニシダや」、さきほど紹介したかき氷のスプーンを販売している「鍛金工房 westside33」などがあります。
隠れた名店が多い界隈なので、お買い物がてら散策してみても楽しいですよ。
茶問屋のおいしいお茶と茶菓子をおみやげに
もっちりとした食感と、控えめな甘さが特徴のフィナンシェは、香りのよい上質な抹茶をたっぷりと入れた抹茶味、かき氷「亀」のシロップにも使われている阿波和三盆味、茶葉を煎った芳しい香りが上品なほうじ茶味の3種類。試食もできるので、自由に組み合わせておみやげにもいいですね。
京都の茶問屋が誇る上質な宇治抹茶も、京都みやげに最適。また、台湾茶にもこだわりがあります。
東山七条に新たな人の流れを作るほどの人気店となった「茶匠 清水一芳園」。今後はロゴもあらたに、新商品も登場予定。ますます目が離せません!
text:小西尋子
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