ビターでしっかり、大人のプリン!「Gouter de Maman」の優しい洋菓子たち
老若男女から愛される定番スイーツ、プリン。コンビニでも続々と新しいプリンが登場し、その人気は衰え知らずです。そんななか、今テレビでも注目されているぷるっぷるの弾力とカラメルソースのほろ苦さが人気の手作りプリンが三田で食べられるとのうわさ。お店のこだわりが詰まったプリンをチェックしてきました!
Summary
地元で愛されて35年。目指したのは安心して食べられる極上のおやつ
この親しみやすい手書き調のロゴが印象的なパティスリー「Gouter de Maman(グーテ・ド・ママン)」。この店名はフランス語で「ママのおやつ」という意味だそう。その名の通り、ママが手作りしたような優しい味わいで愛され続ける洋菓子屋なのです。
「グーテ・ド・ママン」は、オーナーパティシエ三富さんが「家庭で作るような味わいのハンドメイドのおやつ屋さんを開きたい」と思い、試行錯誤を繰り返し独学で開いたお店です。どのスイーツも試作を繰り返し理想の味を追い求めながら35年。今では全国からオーダーが絶えない人気店となりました。
甘さ控えめの生地とキャラメルのほろ苦さが絶妙!また食べたくなる大人のプリン
こちらが人気の「キャラメルプディング」(420円)。一見、アルミカップに入ったシンプルなプリンですが、11時の開店と同時に多くのお客さんがこれを求めてやってきます。
このプリン、長崎カステラを焼くときに使われる特別なオーブンで、ゆっくりじっくりと時間をかけて焼いているのだとか。
その日の気温を見ながら温度や時間調整をしなければならないという、非常に手間暇がかかっているパティシエ泣かせの1品なのです。そんな職人技のもと出来上がるプリンは、弾力があり、なめらかに仕上がるそう!
お店がおすすめする食べ方は、プリンをひっくり返してお皿に乗せ、キャラメルソースとプリンをよく絡めながらいただく食べ方、とのこと。
いざ、スプーンを入れるとぷるるんっと弾力がありますが、口に入れるとなめらかに溶け出します。そして、何よりも注目したいのが想像以上のほろ苦さです!毎朝作っているという焦がしキャラメルソースが甘さ控えめのプリンとマッチして、ぱくぱくと食べ進めてしまいます。
定番ながらも極上。そんなお菓子がいっぱい!
もちろん、プリン以外の洋菓子も、この店ならではのこだわりがたっぷり!この「シュークリーム」(300円)は濃厚で優しい味わいのカスタードクリームとフレッシュな生クリームがシューの底までたっぷり詰まっています!皮はサクッとした食感とともにバターの風味が口の中に広がります。
「トライフルロール」(410円)は、4種類のフルーツ、カスタードと生クリームをフワフワのロール生地で巻いていて、ふわりと甘い香りが漂います。スポンジはふかっとしているのに弾力があり、「グーテ・ド・ママン」の特別なオーブンでしか焼き上げられない、ここならではの食感。誰もが思わず笑顔になる人気のケーキです。
さらに、生クリームとカスタードのダブルの優しい甘さがフルーツのおいしさを引き立てます。季節ごとに旬の素材を使ったロールケーキが登場し、毎回予約が殺到するんだとか!
「グーテ・ド・ママン」のプリンは決して華やさや目新しさはないかもしれませんが、ひと口食べれば、その味わいに惚れぼれ!食べ終わるころには「また食べたいな」と、とりこになること間違いなし。長年愛され続けるこのおいしさ、ぜひ一度味わってみてくださいね!
Text:柴山たき(エフェクト)
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