谷中「カヤバ珈琲」でブランチ!ふわトロたまごサンドを100年続くレトロカフェで堪能
落ち着いた店内にはレンガのカウンターに、少し小ぶりなテーブル席。古民家好きなら一度は行きたい「カヤバ珈琲」は、谷中町の一角にある町屋型のレトロなカフェです。そんな谷根千散策の寄り道にもおすすめな、カヤバ珈琲に行ってきました!
カヤバ珈琲とは?大正5年築、100年の歴史とモダンデザインが特徴
大正5年ごろに建てられた町屋型の建物に、レンガの壁とイエローの看板が特徴の「カヤバ珈琲」は、谷根千の喫茶店といえば真っ先に名の挙がる名店。平日でも多くのお客さんで賑わい、特に近年では外国人観光客にも人気なんだとか。
喫茶店としての創業は昭和13年。平成18年に一旦閉店し、その後、平成20年に旧カヤバ珈琲を愛する人たちの力でリニューアルオープンしたのが、今のカヤバ珈琲なのだそう。メニューについても、旧カヤバ珈琲を知る方たちの声をもとに再現し、今なお変わらぬ味を守り続けているものも。
昭和からの人気メニューは初めてなのに懐かしい!
マストでオーダーしたいのは、カヤバ珈琲の代名詞でもある、「たまごサンド」(500円)。しっとりふわふわのパンで厚焼きのたまごをサンド。温かいうちにいただくと、たまごの甘みとマスタードの風味が口の中に広がります。案外食べごたえがあるので、満足感もたっぷり。
たまごサンドに合わせたいのが、コーヒーとココアをブレンドしたホットドリンク、
「ルシアン」(500円)です。ココアの甘みの中にコーヒーのほろ苦さがふわっと香ります。初めてなのに懐かしい、やさしい気持ちにさせてくれる味です。
谷中ならではのメニューも!
また、喫茶店ならではの「あんみつ」(700円)には、谷中寒天が使われていて、アイスや黒蜜の味に負けないしっかりした食感が◎。お茶にもぴったりです。
また、コアなファンに人気なのが「谷中ジンジャー」(500円)。ピリリと辛い、谷中生姜のシロップが爽やかなドリンクです。すっきりとした口当たりの谷中生姜の風味と、炭酸が心地よくゴクゴク飲めちゃいます。
どこかゆっくりとした時間の流れる「カヤバ珈琲」。谷中という温かい街に愛されてきただけあって、ノスタルジックな気分に浸れる空間でした。
Text:つかだふみか
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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