目印はかわいい焼印!大阪のカステラ専門店の、褒められ手土産
絵本のなかから飛び出てきたような、かわいらしい羊やクマの焼印が印象的な、大阪「DE CARNERO CASTE(デ カルネロ カステ)」のカステラ。このお店のカステラは、ビジュアルだけではなく、味にもこだわって材料を厳選しています。しっとりとした癒しのカステラは、大阪みやげに大評判です。
三重県生まれの人気カステラ
オフィスと住宅が混在する大阪・新町に、2年前にオープンした「DE CARNERO CASTE」。今やすっかり、大阪の手土産の新定番となっているカステラ専門店です。羊やクマの焼き印が印象的なカステラは、大人から子どもまで幅広い客層に大人気。
このカステラ、もともとは三重県津市にある「カフェ サンチェ」で生まれたもの。お客さんに常温でテイクアウトしてもらえて、日持ちするものを作りたいと、オーナーの平山美佐子さんが試行錯誤の末、考案したのだとか。
羊の焼印とキューブ形がかわいいカステラは、あっというまに評判に。そして、オーナーが生まれ育った大阪にも店を構えたのだそう。ゆっくりとカステラを食べてもらえるようにと、2階にはカフェスペースも併設されています。
キューブ状の形に焼印がかわいすぎる!
1辺4.6cm角のカステラに描かれた、なんともいえない表情のクマと羊は、イラストレーターの岩男はなさん作。
シュナウザーのマフィーちゃん、ゴールデンレトリーバーのはなちゃん、平山家の愛犬がモデルのミディアムプードルのカルネロちゃんといったイラストは、オーナー平山さんの知り合いの小学生の女の子(!)、たちざわいつきさんが描いたもの。
そのほか、約10人の作家さんによる約30種の焼印のカステラが揃います。さらに、「寿」や「ありがとう」、「祝」、「お年賀」など、メッセージ焼印も。こちらは贈答品としても評判が高く、年配の方や男性客の利用も多いそうです。
ビジュアルはもちろん材料にもこだわりが
素敵なビジュアルの「DE CARNERO CASTE」のカステラですが、見た目だけではなく、中身にもこだわりがあります。
ふんわり&しっとりとした食感を出すために使用しているのは、三重県産の高級小麦粉「あやひかり」と、三重県四日市市の「川村養蜂場」の百花蜜。また、卵は香川県産の「さくら美人」、砂糖は鹿児島県産の粗糖を使っています。
抹茶味とあんこ味のカステラに使っている抹茶も三重県産のものを使用するなど、素材はできるだけ、平山さんが生活する三重県の素材を選んでいます。
「上白糖ではなく粗糖を使っているため、生地の色はややくすんだ黄色。洗練されていない感じですが、それがうちらしくていいかなと思っています」と平山さん。
ひとつはおみやげ用に、もうひとつは自分用に、と思わずいくつも買いたくなってしまうのが、「DE CARNERO CASTE」のカステラなのです。
text:いなだみほ
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