観光スポットでみつけたおいしいひと休み。「名勝 仙巌園」の甘味に舌鼓

観光スポットでみつけたおいしいひと休み。「名勝 仙巌園」の甘味に舌鼓

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鹿児島屈指の観光スポット「名勝 仙巌園(せんがんえん)」。桜島を築山、錦江湾を池に見立てた美しい大名庭園として多くの人が訪れています。庭園内には散策中のひと休みにぴったりの和カフェ「仙巌園茶寮」があり、景色を楽しみながらおいしい甘味で贅沢なおやつ時間を楽しめます。

Summary

「名勝 仙巌園」ってどんなところ?

万治元年(1658年)に築かれた島津家の別邸・仙巌園。広大な敷地のあちらこちらで、島津家の暮らしぶりに触れることができます。
明治維新の原点ともいえる世界遺産・反射炉跡があるほか、人気ドラマのロケ地となったこともあり、歴史ファンには欠かせない観光スポットなんです。

さまざまな施設がリニューアルし、これまでガイドツアーでしか立ち入りができなかった歴代の殿様が過ごした「御殿」も2018年2月から広く一般に開放。それに伴い御殿内の撮影制限や立ち入り制限の多くが解除されたので、殿様気分でパチリ、が可能になりました。

スタイリッシュな和カフェでなごみタイム

「仙巌園茶寮」はリニューアルにより新しくできた和カフェで、スタイリッシュな内装が目を引きます。

桜島に見立てた茶釜があり、ここで点てたお抹茶をいただけるんです。

名物の甘味は飛竜頭(ひりゅうず)抹茶セット1000円、煎茶セット850円。
甘味なのに飛竜頭?飛竜頭といえば、豆腐に具材を加えて揚げた「がんもどき」のこと。
ここの飛竜頭はがんもどき…ではもちろんなく、銀杏や甘く煮たシイタケなどに白あんや柚を合わせた御菓子なんです。21代島津吉貴が、茶室のお披露目の際に使った「ひりゅうず」にちなんで命名したのだそうです。正に殿様の御菓子。

銀杏、シイタケという素材に違和感があるかもしれませんが、口にしてみると驚くほどすんなり甘味だということを受け入れられる、とても上品で奥深い味わいです。

加壽天以羅(カステラ)450円もおすすめです。島津家の家紋と「cangoxina」の印字がされた蒲生和紙敷紙もオシャレです。ちなみに敷紙は記念に持ち帰ってOKだそうですよ。

殿様気分で散策もショッピングも

敷地内には薩摩切子や薩摩焼、屋久杉工芸品など、鹿児島が世界に誇る伝統工芸品を扱う「仙巌園ブランドショップ」、かるかん、お茶、黒酢など島津家と薩摩にゆかりの深い銘菓・名品を扱う「土産処 島津のれん」、特産品や焼酎などの鹿児島みやげを扱う「土産処 薩摩のれん」が点在。ショッピングも満喫できます。

仙巌園の敷地面積は約1万5千坪、すべてを見て回るには半日がかり、時間に余裕を持ってゆっくりとひと休みしながらめぐってみてください。

かつては島津の殿様のほか、限られたほんの一部の人にしか見ることができなかった景色を見て、口にすることができなかったものを味わうことができる貴重な場所です。 “殿様気分”で観光を楽しんでみてくださいね。

text、photo:上村杏奈(TJカゴシマ)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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