「cafe matin」【カフェグラマーきょん。の、あのカフェこの席8】
大阪・箕面市船場東にあるレトロな建物「ウォールマンビル」。どこからどう見ても、この中にカフェがあるなんて想像できません。というよりもむしろ、店舗そのものが入っているイメージも湧かず、予備知識がなければ、おそらくただ眺めて通り過ぎてしまうと思います。故に、この場所に初めて辿り着いたときの衝撃は、今でもしっかりと記憶に残っています。それが今回ご紹介する「cafe matin(カフェマタン)」さんです。
きょん。が教える!このお店の素敵なところ
扉の先に待つ感動
3階のカフェへ向かうには、エレベーターもしくは階段で向かうことになるのですが、辿り着いて最初に感じるのは焙煎の豊かな香り。
その香りに誘われて、さらに奥へ進むと、外の世界とは180度異なるアンティークな世界が、目に飛び込んできます。
右は喫煙席、左は禁煙席と分煙されており、それぞれ違った空間が広がっていて、何度訪れても“感動”以外の言葉が出ません。
特別な朝時間に欠かせないこだわりの珈琲
自分で選べるギフトセットは1300円~。ほかにコーヒー豆540円~の販売もしています。
「カフェマタン」さんを語る上で、欠かすことができない自家焙煎珈琲の存在。同階にある「北摂焙煎所」で焙煎された豆が常時10種以上並び、常に新鮮な豆を提供しています。
また、8〜11時の間に訪れて、「本日のスペシャルティコーヒー(470円・税別)」をオーダーすれば、 ハンドドリップで抽出されるコーヒーがおかわり自由という嬉しすぎるサービスも。
フランス語で“朝”を意味する「マタン」という言葉が、店名になっていることに納得です。
自家焙煎珈琲の味わいにさまざまな角度から触れる
カフェラテをオーダーすると、思わず口元ほころぶラテアートがこんにちは。飲む方を想像しながら描いたり、季節に合わせたものを描いたりと、さまざまなアートを愉しむことができ、取材に伺ったこの日はまだ梅雨が明けていなかったこともあり、描かれていたのはなんとカエル!
手元に運ばれてきて、このカエルさんと目を合わせてしまった瞬間、“か、かわいい…!”と独り言が…。その数秒後には、ただ無言でカメラを向けてしまっている自分がいました。
写真に収めずにはいられないラテアートは、真俯瞰(真上)で撮影し、ボケ感を加えることで、アートの魅力をさらに引き立てられます。俯瞰で撮影する際、自身が影を作ってしまう場合は、少し斜め(斜俯瞰)にズラして撮るとOK!
通常のモーニングタイムは8~11時なのですが、遅起きさん歓喜のブランチメニューが今春からスタート。ブランチタイムは、モーニングよりも1時間遅い、9〜12時となっていて、トースト&ヨーグルトに加え、サラダやスープ、オープンオムレツがセットになった栄養満点プレートをいただけます。
こちらのブランチをはじめ、各種モーニングはお好きなドリンクと組み合わせることができるため、「マタンラテ」をパートナーに、さらにゆるい朝を過ごしてもいいかも。
プルップル震えながら現れた姿に心も震えた、「コーヒーゼリーパフェ」は朝からオーダー可。構成要素は、ミント、生クリーム、バニラアイス、そして自家焙煎珈琲を使用したコーヒーゼリー。
まずは、コーヒーゼリーだけの風味をじっくりと味わい、そのあと、ボトムのアイスと共に掬い上げて口に運ぶと、重なり合う風味を一度に堪能することができます。
座りたいあの席
箕面市の景色を一望できる窓向きに配置されたこちらのテーブル席。
それぞれ、喫煙席に2つ、禁煙席に1つと計3席設けられていて、この場所で珈琲片手に過ごす時間は最高です。窓より向こうの世界がどう映るのかは、訪れてからのお楽しみ!
あまりに心地よすぎる時間の流れに身を任せていると、ついつい長居してしまい、“一日の予定ががらりと変わっちゃった”なんてこともあり得るハナシ。
でもやっぱり、それくらいでちょうどいいんじゃないかなとも思えたり。
ここで過ごした時間がいかに幸せなひとときだったかということは、退店数分後に実感するはず。
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