かごんま(鹿児島)ランチは一品勝負!“わっぜうんまか”土鍋ごはん

かごんま(鹿児島)ランチは一品勝負!“わっぜうんまか”土鍋ごはん

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近年話題のドラマのゆかりの地としても人気の観光地・指宿にある「古民家で昼ごはん梅里(ばいり)」では、ピカピカのおいしい「土鍋ごはん」が食べられます。お米そのものと炊き方にもこだわった、ここでしか食べられない極上ごはんを召し上がれ!

Summary

歴女もうなる「古民家」でいただく昼ごはん

お店があるのは、砂むし温泉で有名な指宿市の今泉地区。ここは篤姫ゆかりの地としても知られ、江戸時代の風情を残す町割がそのまま残る、歴史好きにはたまらないスポットです。

そんな町並みの中、国道226号から看板を頼りに車一台が通るのもやっと、という細道を進むと現れるのがこののれん。

※画像の二次使用不可
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女将の今奈良さんは、笑顔がトレードマークのパワフルな薩摩おごじょ(女性)。運命に導かれるようにこの古民家と出合い、時間をかけて手入れをし、梅里をオープンさせました。

古いものが好き、という女将のこだわりは店内のあちこちで発見できます。

例えばキッチンと客席を分けるカウンターは、元々この家にあったという古箪笥を再利用。なんと嘉永2年(1849)の文字が書かれています。160年超モノです。


女将こだわりの土鍋で炊く絶品ごはん

梅里のランチメニューは「篤姫御前(1200円)」1種のみ。

花かごに入った小鉢も魅力的なのですが、なんといっても主役は「土鍋ごはん」!
注文が入ってから火を入れ、卓上で蒸らし、完成する、まさに“炊きたて”の土鍋ごはんはふっくらでツヤツヤで、感動モノ。
量としては1人分で茶碗に軽く2杯ほど。1杯目より更に蒸された2杯目の美味しさはまた格別なので、ぜひ2杯に分けて味わってみてください。

噛み締めるほどに奥深い米は、県北の伊佐市の契約農家から。全国各地の土鍋を試して、最高の炊きあがりを実現してくれると女将が選んだのが「伊賀焼き」の土鍋。

最高の素材と最高の道具が揃い、最高の1杯ができあがります。
“季節のもの”を大切にする梅里では、小鉢の内容は仕入れによって内容が変わります。1つ1つ丁寧に作られ、どれも土鍋ごはんとの相性抜群。
スタッフ総出で1年分の仕込みをする、という自家製味噌の味噌汁も絶品です。

古き良きを味わう口福(こうふく)体験

広々とした店内は、片方では庭をのぞみ、反対からは海を眺めることができます。どちらも捨てがたいのですが、オススメは庭を眺める縁側席。やわらかく差し込む日差しの中でいただく食事はたまらないものがあります。

また庭にある立派な梅の実から自家製梅干しを作っています。アゴがきゅっとなるスッパさの梅干しはクセになる味。ランチの際にセルフサービスで提供されているので、ぜひ味わってみてくださいね。

口に運ぶ度に幸せが訪れる梅里のランチは、事前予約を受け付けていないので、案内は来店順。時には1時間ほどの待ち時間になることも。

そんな時には今泉地区を散策してみてください。

歩いてすぐの場所には、鹿児島湾(錦江湾)を望む海岸、そこには幼少期の篤姫の姿を象った「於一像」があります。

激動の時代を生きた篤姫が目にしたかもしれない景色が、最高の前菜になるはずです。

text・phto:上村杏奈(TJカゴシマ)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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