鎌倉の手みやげ最有力候補!修道院のシスターが毎朝焼くレトロなクッキー
鎌倉にある「レデンプトリスチン修道院」には、60年以上愛されている修道院メイドのクッキーがあります。その名も「レデンプトリスチンクッキー」。シスターが心を込めて毎日手づくりする懐かしい味のクッキーは、おいしいだけでなく、オシャレなレトロパッケージも魅力です!
60年以上変わらないレシピのクッキー
毎朝シスターが一枚一枚手づくりする「レデンプトリスチンクッキー」は、60年近く変わらぬレシピで作られているのだとか。材料も味も焼き方も…。ずっと何ひとつ変わっていないのだそうです。
クッキーを焼きはじめたきっかけは、1950年の創立時にさかのぼります。当時カナダ人の手によって造られたこの修道院では、手づくりクッキーを街の人たちに購入してもらうことで生活資金を集めていたそうなんです。
今では、ご近所さんのみならず、遠方からも手づくりクッキーのおいしさに魅了された人たちが訪れるそうです。平日でも売り切れることがしばしば。午前中だけでも200袋作っているそうですよ。
食感は、とにかくサックサク!ココア・コーヒー・ココナッツ・レーズン・ピーナッツ・ミルクなど、それぞれの味がしっかり主張しているのに、口の中でさらりと溶ける軽い食感のクッキーは、着色料も防腐剤も入っていない完全無添加。
イチオシはコーヒー味です。ほんのり苦いコーヒーとザラメ糖の甘さのバランスが最高で、一気に5枚も食べてしまったほど!
クッキーは「ココア&ミルク」、「コーヒー&ココナッツ」、「ピーナッツ&レーズン」の全3種類。どれもおいしくて甲乙つけがたし。食べくらべをおすすめします!
修道院メイドのもうひとつの人気のヒミツは、このレトロなパッケージです。クッキーの材料や味と同じく、こちらも約60年間変わっていないそう。オシャレなパッケージは、おみやげやおもたせにも喜ばれそうですね。
シスターが優しく出迎えてくれる修道院
手づくりクッキーの看板とマリア像が見えてきたら、お目当てのクッキーまではもう目と鼻の先。修道院の階段を上るとクッキー売り場の窓口です。
窓口には誰もいないことが多いので、そんなときにはインターフォンで呼び出してみてください。シスターがにこやかに出迎えてくれますよ!
修道院まではJR鎌倉駅東口から徒歩20分ほど。かつて北条氏の菩提寺のひとつだった東勝寺跡方面へ足を進めます。車なら10分程度ですが、周囲の緑を楽しみつつ散策しながら訪ねてみるのも気持ちがいいですよ!
シスター手づくりの「レデンプトリスチンクッキー」には、何世代にも渡ってファンがいるそうです。時代を越えて愛され続ける懐かしい味のクッキーとクッキーが紡いできた修道院の歴史。そしてあたたかく出迎えてくれるシスターたち…そんなシチュエーションもすべてひっくるめて、幸せを与えてくれるスポットです。
text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ
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