「マイグラス」作りにチャレンジ。ガラス作家さんと一緒にクラフト体験
若手のガラス工芸作家さんたちが活躍する長野県・安曇野の「あづみ野ガラス工房」でマイグラス作りを体験してみませんか? かわいいフォルムのグラスは旅行の思い出にもピッタリです♪
安曇野インターから近い好ロケーション
「吹きガラス」の手法で気軽にグラス作りの体験が楽しめるのは、長野県・安曇野市にある「あづみ野ガラス工房」。長野道の安曇野IC近くにある複合観光施設「安曇野の里」内にあり、JR大糸線の柏矢町駅からは徒歩20分、豊科駅からはタクシーで10分ほどの場所に位置しています。
こちらの工房、もともと旧豊科町と多摩美術大学クラフトデザイン研究会が提携して、「地域に根差したガラス工芸文化の発展とクリエイター育成」を目的に創設されたとのこと。ガラス作家として活躍する若手のアーティストが常勤し、豊かな自然あふれる安曇野を舞台に創作活動を続けています。
作家さんの指導のもと吹きガラス作りを体験
吹きガラス体験は原則的に予約ができないので、工房に着いたらその場で申し込みをしましょう。作家さんたちの作品が展示販売されるショップスペースを抜けて、ガラス溶解炉が並ぶ工房へ。ちょっとドキドキです。
まずはグラス、一輪挿し、そばちょこ、クリーマーの4つのなかから、作るものを決めます。それからドット柄の模様をつけるのに必要な色ガラスを8色のオリジナルカラーからチョイスしてください。形と色が決まったら体験スタート。
今回はグラス作りに挑戦してみました。まずは中空になった金属製の棒「吹き竿」の先に、ドロドロに融けたガラスを巻きつけ、吹き竿の反対側から空気を吹き入れてガラスを膨らませます。融けたガラスの温度は約1200度!
次に「洋ばし(ジャック)」という金属製の道具を使いグラス型に成型していきましょう。最後は、慎重にグラスを吹き棒の先から取り外したら完成です。所要時間は20分ほど。体験前は難しい印象でしたが、思ったよりうまくできました。
完成後はじっくりと冷却しないと持ち帰りができないので、2日後に引き取りに来るか、別料金で郵送してもらうようになります。
若手作家さんの作品が並ぶショップでみやげ探し
工房に併設されたショップでは、あづみ野ガラス工房で創作活動を行う作家たちによるガラス工芸作品も販売しています。リンゴやタマネギ、白鳥など、安曇野地方の名産品や風物をモチーフにした美しい品々はおみやげにおすすめ。
吹きガラス体験は通年楽しめます。夏休みやGWには限定の体験メニューもあるので、ぜひチェックしてガラス工芸の美しさを体験してみてください。
text: 岩田衣織
photo:関竜太
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