低糖質なのに濃厚&絶品!千駄ヶ谷のソフトクリーム店に女子が行列する理由
千駄ヶ谷の閑静な住宅街に、次々と人が訪れる小さなカフェがあるのをご存知ですか?ソフトクリーム専門店の「LAITIER(レティエ)」は、そのカラフルなスイーツとフォトジェニックな外観が話題で、instagramで見かける人も多いかもしれません。このスイーツ、そのおいしさや見た目の美しさだけでなく、ヘルシーさが多くのファンを魅了しているのです。
フランス菓子のようなトッピングは15種以上!
ザクッとした食感と、口に広がる濃厚で繊細な風味。そこにまろやかでひんやりしたソフトクリーム!この絶妙なバランスは、フランス料理のシェフ経験のある青木則夫さんと、奥さまでパティシエの青木ひろ美さんのタッグならではの技。
ひろ美さんが手がける「トッピング」は、フランス菓子をモチーフに、ソフトクリームのおいしさを生かすよう丁寧に考えられています。「ハチミツと3種のナッツ」のソフトクリーム(842円)は、フランス菓子「ヌガー・グラッセ」をモチーフとしたもの。食感も風味もまるでお菓子を食べているかのような満足感です。
定番のトッピングに加え、季節やイベントごとに考えられたメニューは15種類以上! なかには「天竜抹茶のアフォガート(756円)」のような和ベースのテイストもあります。静岡県天竜産の最高級抹茶を取り寄せ、なんと注文を受けてから1杯ずつ丁寧に点てるそうです。そのため、上質なお茶の風味が際立ち、ソフトクリームと優しい味わいを生み出します。
低糖&低脂肪なのに濃厚な風味のワケ
「レティエ」のソフトクリームは濃厚なのにさっぱり。植物性脂肪を使わないので、一般的なソフトクリームに比べ乳脂肪分も4.5%と半分以下。砂糖も約4分の1に抑えているそうです。まろやかなコクの秘密は、ソフトクリームの75%を占める「牛乳」。
ひろ美さんの実家は静岡県で牧場を経営しており、「パティシエの経験を生かしながら、子どもの頃から慣れ親しんだ味をそのまま伝えたい」との思いから、お店をスタートしたといいます。お店で使う牛乳もひろ美さんのご実家のもの。牧場内の工場で搾って3時間以内に加工した「牧場で食べる味」。新鮮な牛乳は本来の甘さがあるので、砂糖を控えめにしても優しい口あたりが実現するのです。ベースとなるソフトクリームは、ベーシックなミルクとマスカルポーネの2種類。甘党派には、甘さにコクが加わったマスカルポーネがオススメ。こだわりの製造マシーンでたっぷり空気を含んで作るため、ふわっとした食感に仕上がります。
ソフトクリームをモチーフにしたデザイン
お店は、千駄ヶ谷の住宅街にあります。青い壁が目を引く外観には、ソフトクリームが溶けるようなデザインがあしらわれていてとてもキュート。木枠の扉や小窓、ソフトクリームのオブジェなど、絵本のような様相で、どこで撮っても素敵な写真になりそう。
チェアを置いた外のスペースでも食べることができます。
カウンターを設置した可愛らしい店内にもこだわりが。よく見ると、壁は格子状のデザインで上部の一部は白い素材で加工されています。これは、ワッフルコーンとソフトクリームをイメージしたそう。大きいお店ではないものの、明るく居心地のよい空間です。
「オトナが満足できるソフトクリーム」を目指して、日々、試食とブラッシュアップを重ねる青木さん夫妻。これからも新たな魅力を提供してくれそうです。
Text:Minimal
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
こちらのカフェは図書でも詳しく紹介しています。