全国のプロが惚れ込む、ホンモノのコーヒーを求めて週末三茶さんぽ
東京・三軒茶屋に全国のプロたちが注目しているというスペシャルティコーヒーの専門店があると聞き訪ねてみました。運営会社の名前は、「OBSCURA COFFEE ROASTERS(オブスキュラ コーヒー ロースターズ)」。三軒茶屋にコーヒーのお店を4拠点構えています。今回は、世田谷通り沿いにあるビーンズショップ、「Obscura Mart(オブスキュラマート)」をご紹介します。
世界中の良質なコーヒーを現地で買い付け自社で焙煎
東急田園都市線の三軒茶屋駅から世田谷通り沿いを5分ほど歩くと、ガラス張りのスタイリッシュなショップ「Obscura Mart」が見えてきます。こちらは、近隣に住む人たちも毎日のように立ち寄っているというビーンズショップ兼コーヒースタンドです。価格も「本日のコーヒー」なら290円〜と非常にリーズナブルです。
「OBSCURA COFFEE ROASTERS」は、世界各地の良質なコーヒーを現地で買い付け、自社で焙煎し、提供している会社。その質の高さが評判を呼び、今では全国のコーヒーのプロが買い付けに訪れるといいます。同社では、三軒茶屋エリアに、「Cafe Obscura(カフェ オブスキュラ)」、「Obscura Laboratory(オブスキュラ ラボラトリー」)、「Obscura Mart」 、「Obscura Factory(オブスキュラ ファクトリー)」の4拠点を展開。まさに、三茶発のコーヒーカルチャーを全国に発信しています。
プロのバリスタ向けのトレーニングルームもある
「Obscura Mart」の役割は2つあります。1つ目は、焙煎したばかりの新鮮なコーヒー豆に加え、マグカップや家庭用のコーヒー関連器具、ギフトなどの販売をすることです。コーヒー豆の選び方や家庭でのコーヒーの楽しみ方について、プロのバリスタがアドバイスをしてくれます。
2つ目の役割は、プロのバリスタ養成。店舗の奥側にはトレーニングルームが併設されていて、コーヒーショップを開業したい人やバリスタとしてのスキルアップを目指す人に独自のアドバイスを行っています。話を聞くと都内の有名カフェの中にも「OBSCURA COFFEE ROASTERS」がサポートしているお店が多数あるとか。そんな話を聞くとワクワクしますよね!
オーダーしてから丁寧にハンドドリップしてくれる逸品
前置きはこのくらいにして、お楽しみのコーヒーを飲んでみましょう。「Obscura Mart」では、南米、アフリカ、アジア各国のコーヒーを常時10種類以上そろえ、ハンドドリップ、エスプレッソマシンの両方で提供しています。「酸味強めが好き」「苦味強めが好き」など、スタッフに好みを伝えるとおすすめの豆や飲み方を教えてくれます。
オーダーしたのは、ハンドドリップ(390円)。今回は、10種類以上の豆の中からタンザニアの豆をセレクトすると、丁寧にハンドドリップで淹れてくれます。手渡されるとまず香りの違いにビックリ!ハーブのような香りがたまりません。飲んでみると酸味の奥に、コクのある甘みが残ります。
ハンドドリップのほか、アイスコーヒー、エスプレッソ、カフェラテなどメニューも豊富。お気に入りの豆が見つかったら、店頭で購入も可能です。写真は、ニカラグアの豆をセレクトしたアイスコーヒー(Mサイズ390円)。ベリー系の酸味が、まさにサードウェーブな感じです。
毎週第一土曜日には、「いせやの日」と題して、老舗の和菓子店「いせや」とコラボした新しいコーヒーの楽しみ方を提案。大福とスペシャルティコーヒーの相性はお店で確かめてみて!
こうなるとOBSCURA COFFEE ROASTERSの他の店舗も気になるところ。すべて徒歩でハシゴも可能です。1号店の「Cafe Obscura」は、サイフォン式でスペシャルティコーヒーを楽しめるのが特徴。三軒茶屋1丁目の閑静なエリアにあって、落ち着いた雰囲気です。
「Obscura Laboratory」は、エスプレッソ中心のテイクアウト専門店。三軒茶屋と下北沢の中間地点という“おしゃれエリア”によく似合うスタイリッシュさが魅力です。
コーヒーが好きなら、目黒川沿いから池尻大橋、三宿、三軒茶屋まで週末カフェ散歩を楽しんでみるのもおすすめです!
◼︎Obscura Mart
住所:東京都世田谷区若林1-2-1
TEL:03-5787-5260
営業時間:9〜20時
定休日:第3水曜
Text:Minimal
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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