大塚ってこんなに楽しい!街の魅力を再発見する星野リゾートの新ホテル
「星のや」や「リゾナーレ」、「界」に続く星野リゾートの4つ目のブランドは「OMO(おも)」。機能的すぎる客室“YAGURA Room”、ポット型パイ“ヴォロヴァン”、“ご近所専隊OMOレンジャー”と気になるポイント盛りだくさんです。
Summary
コンセプトは寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル
2018年5月に開業した「星野リゾート OMO5 東京大塚」があるのは、池袋と巣鴨の間にある大塚駅から徒歩1分の場所。
都電荒川線が走り、昔ながらの八百屋さんや精肉店、和菓子店などが並ぶ商店街もあります。
1階エントランスから直通エレベーターで4階フロントへ
観光旅行に出かけた際、宿泊先に安価なビジネスホテルを選ぶことは多いもの。でも大部分をベッドで占拠された狭いスペースに、ユニットバスだと、せっかくの旅行のテンションも少々ダウン…。そこで、都市にあっても旅のテンションが上がるホテルというテーマで誕生したのがOMOです。
デザイン性も機能性も秀逸!秘密基地みたいにワクワクする客室
全125室中、ほとんどが1~3名で泊まれるYAGURA Roomという客室タイプ。19㎡という小さな空間ですが、天井高2.9mで、大きな窓があり、息苦しさを感じさせません。靴を脱いで上がると、櫓下部分に大きなソファが、櫓上に屋根裏部屋のようなベッドスペースがあります。
写真は日本の夏をイメージした浅葱(あさぎ)色の客室。他に春の萌黄(もえぎ)、秋の真朱(しんしゅ)、冬の瑠璃紺(るりこん)の部屋があります。ヒノキ材や和紙材の畳を使用したり、江戸時代の町屋に見られた収納スペースを兼ねた箱階段を取り入れたりと、随所に日本的な要素が散りばめられています。機能が詰まったコックピットのようでもあり、確かにテンションがアップ!
櫓下のソファスペース。食材を買い込んで、ここで女子会するのもアリ!
食事系からスイーツ系まで中身が選べるヴォロヴァンを朝食に
4階には宿泊者以外も利用できるOMOカフェがあります。おすすめはフランスの家庭料理・ヴォロヴァン。直径約10cmのポット型パイの中に具材を詰めるスタイルで、ビーフシチュー(1000円)、魚介のフリカッセ(ホワイトシチュー)、サラダ、フルーツ(各900円)の4種あります。
サクサクのパイ生地をナイフでカットすると、シチューがあふれ出す…。はたまた、トマトソースとパイ生地、野菜を混ぜながら…。はたまた、イチゴやブルーベリー、カスタードソースのハーモニー…。食べる工程でもテンションが上がるラインナップです。
バータイムはアルコールも提供。軽井沢のクラフトビール・よなよなエール(700円)をはじめ、9種のビールやワイン、ウィスキー、カクテルも揃っています。アサリとネギの深川ガレット焼き(1200円)などのご当地おつまみと一緒に乾杯しましょう。
4階の一角にはショップも。地元のお店とのコラボ商品やオリジナルグッズなど、どれもハイセンスで、お土産用だけでなく自分用にも買いたくなります
ディープな魅力いっぱいの大塚の街に繰り出そう
こちらは約2m×3mの壁一面のご近所マップ。OMO5から徒歩約10分圏内にある飲食店や商店街、公園、神社などが掲載されています。お店のアイコンはQRコード付きで、Google Mapとリンク。マップを見つつ、どこに行こうか作戦会議を!
さらに「ご近所専隊OMOレンジャー」というユニークなサービスも。ホテルスタッフがOMOレンジャーに変身し、気さくに、おせっかいに(!?)街案内をしてくれます。ジャンルは散歩、はしご酒、昭和レトログルメ、大塚のニューグルメ、ナイトカルチャーの5つ。1時間の散歩はなんと無料、他は2時間1名1000円(飲食料などは別)です。
気になるお店を見つけても、一見さんだとちょっと入りづらいことも。OMOレンジャーに連れて行ってもらうと気後れせず楽しめて、常連気分も味わえちゃいます。
かつて花街として栄えた大塚は、今も大人の遊び場。北口には古民家をリノベーションした東京大塚のれん街や、北口ネオン街が広がり、南口のサンモール大塚商店街にはライブハウスなども。OMO5を拠点に、ディープな街歩きを楽しんで!
text:伊藤あゆ
photo:浦田真行
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