美肌と老化防止に期待!京都の老舗発、味噌&漬物の“発酵グルメ”
京都・鴨川からほど近く、呉服店や和菓子店が並ぶ下町風情ある出町柳に、味噌と漬物を扱う老舗「田辺宗」があります。こちらの直営レストラン「旬菜ダイニング 葵匠(あおいしょう)」は、発酵食品のノウハウを生かした“発酵グルメ”メニューで評判。栄養価が高く、美容と健康に効果が期待できる料理の数々は女子必食です!
味噌と漬物のポテンシャルの高さを伝えるお店
味噌は、女性ホルモンを活性化させて美肌や女性らしい体つきにしてくれるイソフラボンや、シミの原因になるメラニン色素を抑える効果をもたらすリノール酸を多く含む女性の味方!
漬物は老化を抑える抗酸化作用や、腸をきれいにする食物繊維が、お肌の調子を整える作用をしてくれます。「旬菜ダイニング 葵匠」は、そんな味噌と漬物を主役にしたレストランです。
「旬菜ダイニング 葵匠」があるのは、老舗漬物店「田辺宗」の2階。階段の壁は「田辺宗」の歴史を物語る、味噌樽で装飾されています。
味噌樽の意外な使われ方は、「味噌や漬物にさまざまな食べ方があることを知ってもらいたい」という思いで新しい料理にも挑戦する、このお店のコンセプトを表現しているかのよう。
発酵パワーを実感できる、見た目にも楽しい会席
「月替わり会席(昼)」(2800円)は、リーズナブルな価格でも人気。独創性を感じるユニークな料理が楽しめます。
写真の手前は、チーズの味噌漬け。チーズを味噌とお酒とみりんで漬け込み、濃厚なうまみを引き出しています。
青モミジが添えられたトマトのお漬物は、だしとお酢、はちみつで浅漬けして冷やしたもので、さっぱりとしていてほのかな甘みがあります。この2品は、通年提供されている自慢の創作メニューです。
この日のお造りは、ハモの湯引き。梅肉と酢味噌が添えられていて、さっぱりとした酸味がハモとマッチ。
魚の西京焼きもこだわりの一品です。「田辺宗」名物の味噌を使用し、肉厚な身の鮭を引き立たせています。魚は月によって、鱈などに変わります。
見た目にも鮮やかな「田辺宗特製漬物寿司」は、「旬菜ダイニング 葵匠」の看板メニュー。ネタはたまねぎ、きゅうり、奈良漬け、赤大根、かぼちゃ。
赤大根は、「紅くるり」という愛知県産の赤色をした大根です。かぼちゃは「鈴かぼちゃ」という品種で、沖縄から取り寄せたもの。全国から届く旬の野菜を京漬物に仕上げています。
月替わり会席は、このほかに先付、揚物、止椀、水物が付きます。味噌や漬物の多彩な楽しみ方を知ることができますよ。
おみやげは1階のショップ「田辺宗」で
おみやげは1階の店舗「田辺宗」で。味噌は赤味噌、白味噌、合わせ味噌など数種類が並びます。漬物は袋詰めにされたものが30種類以上。そのうちの約3分の1は季節によって品揃えが変わり、夏になるとゴーヤなどの漬物も登場します。お店の方と相談しながら自分好みを見つけるのもいいですね。
栄養を摂取して健康になりながら、美肌・美白にも期待できるのが発酵グルメの魅力。ヘルシーでおいしい料理でキレイを手に入れましょう!
text:コタニタコ
photo:成田直茂
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