金町のカフェで出会える、季節感満載のデザートと作家モノ雑貨が気になる
金町駅から徒歩8分。都会の喧騒とはまた別の、どこか懐かしい騒々しさがある商店街に立つ「たべものと日用品 WAO(ワオ)」。小型でアットホームな雰囲気のカフェです。過剰なシンプルさやスタイリッシュさで気取ることなく、ナチュラル感が絶妙な佇まい。いつの間にか生活の一部に浸透し、通い続けてしまうような、そんなカフェをご紹介します。
季節のフルーツはワンプレートで贅沢に
2015年にオープンした「たべものと日用品 ワオ」。金町駅から商店街を抜け、近くの小学校から子どもたちの声が今にも聞こえてきそうな場所にある小さなカフェです。同店は、もともとは持ち帰りの焼き菓子がメインでしたが店内でのおやつメニューが人気になっていったそうです。
大人気の看板メニューとなっているのが、写真のデザート。オーダーしたのは「ヴァシュラン」(800円)、「マスカルポーネといちごのタルト」(500円)、「いちごのショートケーキ」(550円)。デザートは選べて、1点からでも頼めるそうですが、複数オーダーすると一つのお皿に盛られて提供されるため、まるで自分だけのデザートセットのようだと好評。季節によってフルーツやデザートは変わるそうで、旬のフルーツをいろんな味わいで楽しめるのが魅力です。
2カ月に一度変わる選書コーナーはユニークなものばかり!
「たべものと日用品ワオ」に来たら楽しみたいのが、カフェの一角に設置された選書コーナー。常連さんがテーマを決め、2カ月に一度本を入れ替えていっているそう。ちなみに取材時のテーマは「人生」。なかなか普通の本屋さんでは出合えなさそうな本がたくさん置かれていました。訪れるたびに新発見がありそうです。
そして、本を読みながらゆっくり飲みたいのが、「いちごのジュース」(500円)。季節によってフルーツが変わる鮮やかなジュースは、心地よい微炭酸が喉でシュワシュワとはじけ、爽快!そのうえ旬の果実をまるかじりしたような果実感も味わえて、一度に飲み干してしまうほどのおいしさ。
おみやげに焼菓子や雑貨を持ち帰って
テイクアウトもできる焼き菓子も絶品と大人気。入口付近におよそ10種種類ほどの焼菓子が並びます。特に人気は「ワオバタークッキー」(200円)だそう。焼き菓子が入っている器もそれぞれ洗練されていて、包み紙にまで店名が入っています。何気ない工夫が一つひとつかわいい!
焼菓子と一緒に買いたくなるのが、オーナーの和田さんお気に入りの作家さんたちが製作したマグカップやカトラリーなどの作品群。和田さんの熱意が叶い、取り扱いが実現したのだそう。
これからの季節に活躍しそうなガラスの器もかわいいものばかり。
デザートも、選書も、焼菓子も、雑貨も、和田さんのお気に入りしか置かれていない「たべものと日用品WAO」。狭い空間だからこそ個人と個人がつながれる、まるで小さな文化発信地のようなカフェとなっています。
Text:Minimal
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
このカフェは図書でも紹介しています。