アラサー独身ライターが、釣り堀でアンチエイジング!?
「毎年新しいことを始めないと、すぐに年老いる」…とあるSNSで、一種の呪いにも聞こえる言葉を目にしてしまいました。まだアラサーと言われる年齢だし、結婚もまだだし、老けたくない…!と、一念発起。 電車の車窓や駅のホームから何度も見かけたことがある、市ヶ谷駅すぐの釣り堀で鯉釣りにチャレンジしてきました!
必要な持ち物はなし!思い立ったらすぐ行ける!
「市ヶ谷フィッシュセンター」は市ヶ谷駅から見えるので、存在だけは知っているという人も多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人。のんびり釣りを楽しむ人を見ては「いいなぁ…」と思っていました。
必要な用具はすべて貸してもらえるので手ぶらでOKですが、タオルだけは忘れずに持っていきましょう。ウェットティッシュがあると、なおいいです!エサを扱ったり釣り針を取ったりと、手を拭きたくなることが多々あります。
釣り方全然分からない…という方もご安心あれ!受付の方が丁寧に教えてくれるうえ、“市ヶ谷フィッシュセンター流 鯉の釣り方” というレクチャーボードが場内に用意されています。
エサは程よい大きさに丸め、涙型にして針につけると鯉が食いつきやすいそう。しかし、意外と取り扱いが難しい専用エサ。はじめはなかなか針につけることができませんでした。四苦八苦の後なんとか装着し、いざ実践!
釣りは一に忍耐、二に忍耐。三四が無くて、五がセンス!
ひょいっと水面に釣り糸を投げ入れ、辛抱強く待ちました。待ちました。…待ちました。しかし、待てど暮らせど何の反応もありません。そーっと竿を引き上げてみると、エサが取れてしまっていたので、再度つけ直し再びチャレンジ!
しかし釣れない!何度かエサをつけ、投げて…を繰り返しましたがなかなか反応がありません。ただひたすら、エサつけスキルが上達していきました…。これから「特技は?」と聞かれたら「鯉釣りのエサつけ」と答えることにします。
少し切ない気持ちになりかけていた、そのとき!同行してくれた後輩の「釣れました!」と叫ぶ声が!急いで駆けつけると、思いのほか竿がしなり必死の攻防戦!すごい…。やるなぁ期待のカープ…ならぬ期待のホープ!
魚を針から外す器具は無料で貸出しているので、魚に手を触れなくても針を外すことができます。後輩はコツを掴んだのか、その後もどんどん釣り上げていました。センスがよすぎます!羨ましい!
どうやったらそんなに釣れるの…?プライドをかなぐり捨て、釣ってるところをチェックしてもらうことに。後輩いわく「アタリが来ているのに、風の揺れと勘違いしているのでは」とのこと。なんて的確なアドバイスなんでしょう。本当に初心者?
アタリはいっさい来ていないと思っていたけれど、注意して見てみるとかすかな動きを確認できました!これか?これなのか?とうずうずしてると、「まだです」とのこと。それから1分、後輩の「今です!」の号令で、勢いよく引き上げました!
心が若返る、釣り堀体験
「ビチビチビチビチビチッ!!!」やったー!後輩のアドバイスに従ったら、なんと一発で釣れました!事前に1時間分の料金を支払っていたのですが、その制限時間ギリギリでした…。それにしても、ものすごい達成感!
初めての釣り体験はとてもワクワクして、久しぶりに子どもみたいにはしゃぎました!見た目ではなく、心が若返った気分。アラサーにとって“新しいこと”にチャレンジするのは、どんな高価なスキンケアより抜群のアンチエイジング効果があるかもしれません!
市ヶ谷駅から徒歩3分ほどのところにある「市ヶ谷フィッシュセンター」。3~5月は暖かく、まさにベストシーズンとのこと。ぽかぽかの陽気に癒されながら、釣りができるそうですよ。
今回は女同士ではしゃぎましたが、物理的にも心理的にも距離が縮まるので、例えば釣り好きの人とのデートにもおすすめです!
text:奥冨舞(vivace)
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