食・グルメ
2018.07.31
80分間のお嬢様体験!?夢のような時間が味わえる本気の執事喫茶
東京、池袋にある執事喫茶「Swallowtail（スワロウテイル）」。ドアを開ければ、そこは“お嬢様”のための豪奢なティーサロンになっています。イケメンで丁寧な執事たちが最高のおもてなしを提供してくれる、日常から隔離された夢の空間。80分間のお嬢様体験をレポートします。
一歩踏み入ればお嬢様!?完全予約制の執事喫茶へ
「おかえりなさいませ、お嬢様」。ドアが開くと、低く落ち着いた声。そこには背筋のピンと伸びた、イメージ通りの執事が…！「イケメン!!」という庶民的な喜びを隠しきれません。
フットマンと呼ばれる彼らは、帰ってきたお嬢様の給仕や世話を担当します。フットマンの丁寧な言葉遣いと美しい身のこなしに圧倒されつつ、荷物や上着を預ければ、“帰宅したお嬢様”へと徐々に気持ちが切り替わっていきます。
案内されるのはヴィクトリア調でそろえられた豪奢なティーサロン。きらびやかなシャンデリアやルノワールの絵画など、装飾を見ているだけでうっとりした気分に。
お嬢様たるもの大声で執事を呼ぶなんて、はしたない。テーブルにはかわいらしいベルが用意されており、ちりりんと鳴らすとフットマンが世話をしてくれます。
「お嬢様は、紅茶とケーキを楽しむこと以外にすることはございません」と、ナプキンを膝にかけてくれるところまでやってくれるフットマン。いつか漫画で読んだ、お嬢様が執事に恋する気持ちを、まさか自分が体験するとは…。
45種もの紅茶とこだわりのスコーン。極上のアフタヌーンティー
アフタヌーンティーのセット「アンナマリア」3500円は、可愛らしいデザートとスコーン、サンドイッチがセットになった、まさにお嬢様気分を楽しめるメニュー。
本場イギリスで確かめた味を元に、パティシエが改良を重ねたこだわりのスコーン。口に入れるとすぐにほろほろ崩れていく食感と、素朴な甘みがたまらない！
ティーセットは高級陶磁器ブランド・大蔵陶園でつくられた「ブルーバタフライ」。執事はティーセットについても知識が深く、大蔵陶園にまつわる逸話なども教えてくれます。
ニルギリとバラのブレンドティー、「ダイアナローズ」は、ローズの香りだけを残して爽やかに消えていく飲み口が印象的な一杯。
紅茶を注ぐ姿に、思わず「手が綺麗ですね」と心の声が漏れてしまうと、優しくほほえんで御礼を返してくださいました。カッコいいと叫びながら走り出したい衝動に駆られつつ、“お嬢様”なのでほほえみ返します。
「Swallowtail」には、日本紅茶協会認定の資格をとった執事たちがブレンドしたオリジナルティーを含む、45種もの紅茶があります。その日の気分や執事のおすすめに任せて、特別な一杯に出会いましょう。
すべてはお嬢様のために。くつろげる空間を演出する執事たち
さまざまな配慮が徹底された「Swallowtail」は、丁寧で温かい執事たちが支えています。紅茶の管理を担当する伊織さんは、「お嬢様のお屋敷ですので、ゆったりとくつろいでいただきたいですね」と話します。
ソムリエの資格を持つ執事もいて、ワインとともにディナータイムを楽しむこともできます。資格に裏付けされた確かなおもてなしは、すべて“お嬢様、旦那様のため”。努力を重ねる姿と志に、胸打たれます。
本気の執事喫茶「Swallowtail」に、これを読むお嬢様もぜひお帰りください。
text/photo:宿木雪樹
●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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