ぽっこりお腹にさよなら!おしゃれな発酵ランチは女子会の新定番
残業続きで食生活が乱れて、気がつけば体は重いしお肌もガサガサ…。そんな時には発酵食がおすすめ!腸内環境を整える発酵食は、お通じを良くして肌の潤いをアップ。さらにダイエットにも効果的といわれています。奥浅草におしゃれな発酵食カフェ「Hacco’s Table(ハッコーズテーブル)」があると聞いて、早速行ってみました!
日本の伝統“発酵食”をおしゃれに提供
浅草駅から歩くこと7分、仲見世の喧騒から離れた場所に「ハッコーズテーブル」はあります。「医療×食べる」をテーマに、日本の伝統食である発酵食を気軽に楽しめる場を作りたいということから、2017年10月にオープンしました。
発酵食というと和なイメージですが、とてもおしゃれな雰囲気。では、お店へ入ってみましょう。
主宰の石島誉士さんは、大人になってからアトピーを発症。食生活を見直すなかで発酵食に出会い、その効果を身をもって感じたことが、この店を始めるきっかけとなったとのこと。腸内フローラ研究の第一人者、藤田紘一郎教授が監修しているそうです。
店内では、ゆったりと客席スペースがとられています。ウッディな家具でまとめられている、ナチュラルで居心地の良い空間です。
今回取材したのは醗酵ランチコース(2500円)。前菜からメイン、デザートまで発酵食をたっぷり味わえるおトクなコースです。
味よし見た目よし体によし!フォトジェニックなランチコース
こちらは、発酵食5種を盛り合わせた、目にも鮮やかな前菜です。かわいくて食べるのがもったいないくらい!内容は定期的に変わり、旬の発酵食を出しています。
左は塩麹に一週間漬けた味玉。ほんのり甘い塩味が食欲をそそります。中央は乳酸醗酵トマトのガスパッチョ。口に入れた瞬間「シュワ~」っと炭酸のようなものが広がって驚き!これはなんと、乳酸菌の作用だそう。
前菜のメニュー表を見れば、どのお皿にどんな「菌」が入っているかがひと目でわかります。乳酸菌に麹菌…、どれも体によさそう!
お次はメイン。発酵飼料で育てた千葉県香取産の「恋する豚」の肩ロースを、塩麹にひと晩漬けて焼き上げています。とろけるように軟らかいお肉が最高!
付け合せには、ビーツや紅芯大根などのぬか漬けが。醤油麹を使ったジンジャーソースとの相性もバツグンです。
ほうれん草と玄米のリゾットは、しっかりと粒が立っていて食べごたえあり。おすましのだしは、鰹節からきちんととっていて、本来のおいしさが味わえます。
上にあしらわれているのはルッコラ。塩分は控えめにして、パルメジャーノやブラックペッパーを利かせています。イタリア料理出身のシェフによる、アイデア満載の一品です。
産地直送・有機栽培のお茶など、食材にもこだわりが
デザートは、静岡県の契約農家から仕入れた有機栽培の棒ほうじ茶を使ったパンナコッタ。ほうじ茶のゼリーと一緒に食べると、まろやかな甘さと香ばしさが口いっぱいに広がります。
難しいこと抜きにして、ただただおいしい!のひと言。意識せずとも体に良いものをたっぷり取れて、しかもキレイになれちゃうという、なんともお得なコースです。コスパも良くて、女子会利用にもいいですね!
お酒の種類も豊富。フルーツ酢を使った酢酸菌カクテル(720円)や、豆乳を甘酒で割った麹菌カクテル(550円)もあります。
お店では、だし職人を招いた「出汁講座」や、発酵食にまつわる講演会などを定期的に開催。地域に開かれたカフェとして、健康を発信しています。ちょっと疲れたな、というときに、元気を取り戻しに出かけてみてくださいね。
Text & Photo :矢羽野晶子
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