あの紫式部も愛した神社へ。かわいい“鹿”に幸せ託す縁結びさんぽ
静かな山里の風景が残る京都・大原野。1200年以上の歴史があり、紅葉の名所としても名高い「大原野神社」は、紫式部が愛した神社として知られています。開運や厄除け、さらには縁結びのご利益があるそうで、「素敵な人に出会えますように」と願う女性に人気。キュートなおみくじやお守りを紹介します。
ハンサムな神鹿様がお出迎え
「大原野神社」は、784年に奈良から長岡京に遷都される際、奈良の「春日大社」から分祀された由緒ある神社で「京春日」ともよばれています。春日大社のお使いの動物(神使)が鹿であるため、分社である大原野神社も鹿がお使いの動物になっています。
手水舎の鹿の像がくわえているのは、神社の縁起を書いた巻物です。手と口を清めながらよく見ると、シャープな顔立ちのイケメン鹿に、ドキッ!としてしまうかも。
拝殿に進むと、狛犬ではなく、神鹿とよばれる狛鹿がいます。向かって右側は立派な角をもつオスの鹿が。
一方、左側には穏やかな顔立ちのメスの鹿が座っていて、ずっとここで参拝者を温かく見守っています。
コレクションしたくなるようなキュートな、大原野神社の鹿のおみくじ
大原野神社のおみくじは、かわいらしい鹿の形!はっきりした記録はありませんが、50年ほど前から鹿のおみくじがあったそうです。綺麗に並んだ木製の鹿のなかから心を込めてひとつ引きます。
「神鹿みくじ」(700円)は巻物をくわえた姿がかわいらしいですよね。訪れるたびにおみくじを引いて、コレクションしたくなっちゃいます。
まだまだあります鹿モチーフの授与品たち
授与品も鹿の形をしています。ちりめんでできた「ちりめん鹿まもり」(800円)は、古都・京都らしいイメージで、おみやげにも喜ばれそうです。
紅白の神鹿が振り向く姿がキュートなのは「神鹿土鈴」(一対 1000円)。良縁のご利益があるそうなので、素敵な恋をよんできてくれるかもしれません。
「神鹿張り子」(800円)は、開運のお守り。手のひらサイズでまあるいフォルムがかわいく、デスクや玄関に飾れば癒されそうです。
キュート&クール、二種類のオリジナル御朱印帳
女子にブームの御朱印集め。「大原野神社」オリジナル「御朱印帳」(1500円)は、黒とピンクの2種類あります。
右のかわいらしい御朱印帳は、先ほど登場した紅白の土鈴と、秋に境内を彩る紅葉が描かれており、左は黒字に金の刺繍が力強くゴージャスなデザインです。背表紙には「大原野神社」の刺繍も。
参拝の証に「御朱印」(300円)をいただくと、ハンコにも鹿の絵がありました!
「大原野神社」は秋の紅葉が美しいほか、満開の期間が数日だけという幻の「千願桜」があったり、鯉沢の池にはスイレンやカキツバタが咲いたりと、季節ごとに美しい風景を楽しむことができます。境内や神社の前に茶店(ちゃみせ)もあるので、ぜひゆっくり出かけましょう。
text:松田きこ
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