夏の休日は、エメラルドグリーンの秘境に立つ絶景カフェ「瀞ホテル」へ

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エメラルドグリーンに輝く水面と、奇岩・巨岩が織りなす大峡谷が広がる国の特別名勝「瀞峡(どろきょう)」。この地に、100年の歴史を誇る老舗旅館をカフェとして蘇らせた「瀞ホテル」があります。崖上にある建物からは、息をのむようなパノラマビューが。クラシカルなお店のたたずまいも素敵で、ここで過ごす時間を特別なものにしてくれます。

Summary

創業100年の老舗ホテルを絶景カフェへ再生

奈良・和歌山・三重の三県にまたがる、紀伊半島の山間の秘境「瀞峡(どろきょう)」。瀞(どろ・とろ)とは聞きなれない言葉ですが、川の水に浸食されてできた深い淵で、流れがゆるやかな場所を指します。特に「瀞八丁(どろはっちょう)」の名で親しまれる下瀞(しもどろ)は、巨岩や奇岩、断崖など太古の豊かな自然が残るエリア。

晴れた日にはエメラルドグリーン、曇りの日には深緑と、刻々と色を変える水面も美しく、昭和3年に国の天然記念物になって以来、日本有数の景勝地として愛されてきました。

風光明媚なこの地で、100年以上にわたり歴史を繋いできたのが「瀞ホテル」。創業は大正6年。現在の店主で4代目の東達也さんの曽祖父が開いた筏師のための宿が始まりで、風格ある木造建築は大正〜昭和初期のもの。レトロな大正ガラスの窓や建具が大切に残され、在りし日の面影を今に伝えています。

実はこちらは3代目の急逝に伴い、長い間休館されていたそうですが「いつか復活させたい」という東さんの想いが実り、2013年にカフェとして再オープン。2011年に紀伊半島を襲った未曾有の大水害を乗り越えてのことでした。

昭和初期に作られたおみやげ用のポストカードは、今見てもモダン!どれも東さんの手で復刻されており、購入も可能です(1枚150円)。

ホテル時代に使われていたポップな浴衣も展示中。みどころはつきません。

大パノラマを愛でながら、おいしい食事でひと息

高さ15mの断崖絶壁に立つ「瀞ホテル」の魅力は、全席が瀞峡に面している、ゆったりとした贅沢なレイアウト。雄大な大自然を眺めながら、おいしい食事やドリンクを楽しむことができます。

すぐの下の岸辺には、時折観光ジェット船も到着。また、3階の旧客室は見学のみ可能で、渓谷にせり出した縁側から、さらなる絶景が広がります。

ベーコンと玉ねぎのマフィン1個300円
ベーコンと玉ねぎのマフィン1個300円
特製ハヤシライスのセット(スープ・サラダ付き)1400円
特製ハヤシライスのセット(スープ・サラダ付き)1400円

お楽しみの食事は、コトコト煮込んだデミグラスソースが自慢の「特製ハヤシライス」のほか、手作りマフィン、スコーンが揃います。

和歌山産いちごのソーダ、河内晩柑のスカッシュなど季節の果実のドリンクも人気です。

こちらが4代目の店主 東達也さん。奥さまと2人で、店を切り盛りされています。使い込まれた木製ベンチや本棚は、廃校になった母校の小学校から譲られたたものだそう。土地の人々の記憶も、しっかりとこのカフェに受け継がれているのです。

ミニショップも併設。定期的なイベントも楽しみ!

ブローチ 3500円
ブローチ 3500円

店内には、地元作家がセレクトした生活雑貨コーナーや、ミニ古書店を併設。写真は、熊野のレザー作家が手がけたブローチ。「瀞八丁」をもじった、鳥のかたちがキュートです。ほかにも、地元の木材を使った木工ワークショップや、レトロな日本の洋食器を集めた展覧会なども定期的に開催。こちらにもぜひ注目を。

休憩後は、界隈の散策へでかけましょう。近くには船着場や吊り橋があり、ダイナミックな渓谷美をより間近で感じることができるはず。予約制で遊覧船「かわせみ」も運行。水辺に手が届く距離で、夢のような風景をひとりじめできますよ。

瀞ホテル
住所:奈良県吉野郡十津川村神下405
電話番号:0746-69-0003
営業時間:11時30分~売切次第終了
定休日:水・木曜

text:ヤマグチノリコ
photo:マツダナオキ

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