京桜、京七夕、紅葉手鞠…。季節ごとの出会いがある、宝石みたいな「京あめ」
独創的な色彩感覚と、ストーリーが浮かぶネーミング。クリエーターの感性と老舗の飴職人の技が結びついた、カラフルで美しい「Crochet(クロッシェ)」 の「京あめ」。たくさんある種類の飴を少しずつ試せるようにと、小さめのサイズで展開しています。1箱から素敵なパッケージに包んでもらえるので、おみやげにもぴったりです。
桜、祇園祭、紅葉…。季節を表す「京あめ」
美しい色の飴が店いっぱいに並ぶ「京あめ」の専門店「クロッシェ」。ヨーロッパでは、デザートの装飾に使われることもある飴に、日本の職人が培ってきた味の技術を融合させたい、という想いで作られていて、種類はなんと80を超えます。
春には「春霞」、「京桜」、「桃節句」、夏には「京七夕」、「祇園山鉾」、秋になれば「紅葉手鞠」など、季節ごとの飴が店頭を彩ります。ひと粒ひと粒が、それぞれの名前から連想される色と味で表現されています。
気になる飴があれば試食させてもらいましょう! 店員さんに頼むと、試食用のガラストレーに選んだ飴を入れてもらえます。
細やかな空気を抱き込ませることで輝きを増す飴は、伸ばしすぎると脆くなります。そのバランスをうまく調和させた「京あめ」は、口どけよく、ほろほろと溶けて優しい甘さ。
結婚祝いや出産祝い、寿のさりげないお祝いにも
たくさんある飴のなかから、お店の方に、寿のお祝いにふさわしいものを3つ選んでもらいました。
結婚式の引き出物にぴったりの「白無垢」、古来「京あめ」の代表的な絵柄で、白絹の光沢に祝いと清廉をあらわす色のラインが入った「白絹手鞠(しらぎぬてまり)」、紅白の彩りが艶やかな「言祝(ことほぎ)」。
見た目の愛らしさはもちろん、それぞれの飴に名前があり、そのストーリーを想像しながら食べれば、頭のなかに美しい情景が広がります。飴の名前とそのストーリーが書かれた紙も一緒に入っているので、気持ちを伝える贈り物にぴったり。
精製の仕方が違う、高純度結晶“鬼ザラ糖”の飴
鬼ザラ糖とは、限りなくミネラル成分を取り除いた、粒の大きさが平均径3.7mmにもなる糖の結晶です。砂糖自体に含まれる水分が少ないために、あわせる食材そのままの味を表現できるのだとか。
この鬼ザラ糖を使った飴が、「特撰紅茶葉 京あめ仕立て」。材料に使われているのは銀座の紅茶専門店「リーフル」の紅茶です。同じ紅茶でもファーストフラッシュとセカンドフラッシュの味の違いは明確。粒子が細かいので、舌ざわりがつるっとしていて、長く口のなかにとどまってくれます。
みんなに配りたくなる、かわいいプチプラみやげ
オープン当初からの定番サイズのほか、小さいサイズ「雛(ひいな)」も登場。こちらは、いろいろな味を食べ比べたい人にぴったり!しかも、嬉しいのが2個からかわいい箱に入れてもらえること。
プチプライスの「雛」を紙箱に入れて、あわじ結びの水引をつけると、とっても品のあるプレゼントに。
こちらは2018年の新作で、ミニサイズが5個入るボックス。なんと箱代はサービスです!色の合わせ方で印象も変わります。ここはセンスの見せどころ!
もちろん定番サイズのものにも、好きな色の水引をつけられます。
京都みやげの新定番におすすめしたい「京あめ」。インターネットでの販売もされていますが、「雛」サイズなど、店舗限定の商品もあります。京都駅からすぐの「京都タワーサンド」にもお店ができて、ますます使いやすくなりました。京都みやげに迷ったら、「クロッシェ」をのぞいてみてください。
■Crochet 京都タワーサンド店
住所:京都府京都市下京区東塩小路町721-1 京都タワーサンド1階
TEL:075-708-2573
営業時間:9~21時
定休日 無休
Text:小西尋子
photo:オカモトアユミ
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