横浜美術館で「モネ それからの100年」開催 ユニークな模写イベントも
独特のタッチでやわらかな風景画や人物画を描き続けた、印象派を代表する画家クロード・モネが、あの有名な「睡蓮」の大装飾画の制作に着手してから約100年。横浜美術館では展覧会「モネ それからの100年」が、2018年7月14日(土)~9月24日(月・祝)の期間、開催されます。
Summary
必見!日本初公開の作品も展示
本展では、モネの初期から晩年までの絵画を展示。とくに、モネが後半生の舞台となるフランス・ジヴェルニーに住み始めたころ、近郊の街を描いた「ヴィレの風景」は日本初公開の作品なので、ぜひみておきたいところです。
「睡蓮、水草の反映」は、水辺に浮かぶ睡蓮と生い茂る草からなる大胆な構図の作品。大装飾画「睡蓮」との関連がうかがえます。
現代アートとともにモネを楽しむ
【丸山直文/puddle in the woods 5/2010年/アクリル、綿布 227.3×181.8cm/作家蔵 (C)Naofumi Maruyama, Courtesy of ShugoArts】
後世の多くのアーティストに影響を与えたモネの作品。モネのモチーフをよく引用し、ポップアート作品をつくりあげた“リキテンスタイン”の作品をはじめ、絵画・版画・写真・映像など幅広い分野の現代アートも66点展示され、時代を超えた結びつきを浮き彫りに。
現代も多くの人に愛され続け、アーティスト達に影響を与えるモネの作品。涼やかな『睡蓮』を見に、この夏マストで訪れたい美術展です。
■「モネ それからの100年」
開催期間:2018年7月14日~9月24日(休館日:木曜/8月16日は開館)
開催場所:横浜美術館(神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1)
交通:横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい」駅から徒歩3分
時間:10~18時(9月14日、15日は20時30分まで/入館は閉館の30分前まで)
観覧料:一般1600円(前売1400円)
問合せ先:045-221-0300
Text:稲見亜矢子
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