食・グルメ
2018.08.03
「そば処 田中屋」は縁結びの地・出雲大社近辺の名店！絶品ぜんざいが人気
日本随一の古社・出雲大社がある縁結びの地・出雲の名物といえば、ぜんざいと出雲そば。出雲大社の周辺には、ぜんざいを提供する甘味処や出雲そばの専門店などが軒を連ねています。そのなかでも、かわいらしいぜんざいと絶品のそばが味わえると人気なのが「そば処 田中屋」です。
キュートなハートの団子と結んだそばが入っています
ぜんざいは、旧暦10月に行われる神在祭（かみありさい）で振る舞われた、神在（じんざい）餅が訛ったものだとされ、出雲が発祥という説もある名物。
そばの名店でもあるこちらで、そばと並ぶ人気メニューが縁結びそばぜんざい650円です。
やさしい甘さに炊き上げた国産小豆には、そば粉を使ったハート型の団子や結んだそばが入り、それだけで良縁いただき！な気分になります。おみくじも付いているんですよ。また6～9月には冷たいぜんざいが登場します。
絶品の出雲そばも味わいたい
全国屈指のそば処だけあり、出雲そばも必食です。
まずは冷たい割子（わりご）そば。温泉玉子、とろろ、大根おろし＆天かすがのった三色割子が人気で、1段ずつ違った味が楽しめます。
冷たいそばは、しっかりとコシがあり、噛むほどに香りとうま味が口の中に広がります。
割子そばは食べ方が独特。割子とよばれる丸い器に盛ったそばに直接つゆをかけていただきます。3段1人前で、残ったつゆは次の割子に移して食べ進めていきます。
温かい釜揚げそばも人気。かけそばとは違い、茹でたそばを茹で汁（そば湯）ごと器に盛り、こちらもつゆを直接かけていただきます（つゆをかけて提供する店もあり）。
割子そばより太めの麺は、もっちりとした食感。風味が豊かで素朴な味わいです。
出雲そばは、蕎麦の実を甘皮ごと挽くため、色の黒さと香りのよさが特徴なのだそう。
「厳選した国産の玄そばをゆっくりと石臼で挽き、毎日丁寧に手打ちすることで、歯ざわりとのど越しのよいそばに仕上げます」と、3代目の田中俊樹さん。
そのそばの豊かな風味を引き立てるつゆは2代目・富雄さん自慢の味。うるめいわしベースの濃厚なだしに地元の醤油などを合わせたつゆが、そばはもちろん、そば湯にもよくあいます。
出雲大社近くの好立地。参拝にあわせて訪れよう
2013年にリニューアルした店内は、明るく和モダンな雰囲気。テーブル席のほか座敷もあり、落ち着いてぜんざいやそばを味わえます。
店内では、1食入りそば350円や、ガレットミックス600円などの販売もあり、出雲みやげにぴったり。
店舗は出雲大社の正門・勢溜の大鳥居からすぐ近い場所に立っています。もちろん、ぜんざいのみの注文も可能。出雲大社参拝とあわせて、出雲の2大名物グルメをぜひ味わってみてください。
text：林檎林
photo：酒井羊一／福井麻衣子／そば処 田中屋
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