自分好みにして混ぜて食べる!南インドのヘルシー定食「ベジミールス」を初体験!
南インド地方でよく食べられている食事「ミールス」は、ご飯を主食に、汁や汁気の多い副菜がそろった定食のようなもの。そのミールスを提供しているのが西荻窪にある「とら屋食堂」。2018年2月にオープンしたばかりですが、野菜だけで作られたヘルシーな「ベジミールス」が食べられると聞きつけた女性客を中心に連日にぎわっているんです。今回は、店主さんに教えてもらった「ミールス」のおいしい食べ方をご紹介します!
西荻窪駅から徒歩3分、裏路地に佇む南インド定食屋
JR中央線西荻窪駅北口を出て徒歩3分、細い路地裏に「とら屋食堂」はあります。実はこのお店、「とびうおkitchen」というスリランカカレーのお店を間借りして営業中。
看板も「とら屋食堂」ではなく「とびうおkitchen」になっていますが、写真右に見える「南インドのミールス」と書かれたのぼりをチェックして下さい。
さっそくお店の中に入ってみると、朱色の鮮やかな壁が目に入ります。こぢんまりとした店内には、インド料理屋によく飾ってある象の置物やインド風の装飾はなく、シンプルな雰囲気。カフェ風の店内は女性1人でも落ち着いて過ごすことができます。
作り置きは一切なし!毎日仕込む新鮮なミールが味の決め手!
「とら屋食堂」自慢の「ミールス」は作り置きしてしまうと味が落ちてしまうという理由から、いつでも作りたて!毎日、朝から仕込みはじめ、ランチタイムに合わせて提供しています。
こちらはミールスに使用しているスパイスや調味料の一部。お店オリジナルのサンバルパウダー、ムング豆、チャナ豆、カシアリーフ、赤唐辛子、カシューナッツ、マスタード、フェンネル、パプリカなど、さまざまなスパイスを組み合わせて、味付けをしていきます。
味付けは自分次第。色とりどりの小皿が並んだ「ベジミールス」を初体験
ランチには、日替わりのおかず3品やワダ(豆とスパイスを使った甘くないドーナッツ)、サンバルと呼ばれる煮豆汁など12種類の料理が楽しめます。ワダ以外のミールスはすべて食べ放題なのもうれしいですね。
バナナの葉っぱをイメージした大きなプレートの上にのせて、さっそくいただいてみましょう!
こちらの3品は毎日メニューが変わる日替わりの野菜料理です。左から、まろやかなココナッツの風味が効いたピリ辛味のズッキーニのクートゥ(ココナッツミルク煮)、ヨーグルトの酸味がアクセントになっているビーツのパチャディ(ヨーグルトサラダ)、シャキシャキの食感が楽しい緑豆の芽もやしのトーレン(炒め蒸し煮)。
続いては主食のライスです。サラサラとしたインディカ米の上には、ダール(緑豆を煮込んだもの)がのっているので、まずはそのまま味わってみましょう。その後は、副菜やサンバルとよばれる汁と混ぜて、自分好みの味を作っていきます。
「とら屋食堂」のミールスはシンプルな味付けが特徴。素材の味を生かすために、あえてスパイス類を控えめにすることで、混ぜて自分好みの味に調整することができるというわけ。また、脂っこさも少ないので、胃にやさしく、毎日でも食べられそう。
店主の榊さんいわく「ライスと副菜は別々に食べるのでなく、どんどん混ぜて自分好みの味を作り出してください。それがミールスの魅力!」とのこと。
「とら屋食堂」の「ベジミールス」は野菜しか使われていませんが、おかわりできるので満足度も十分!自ヘルシー志向の方は要チェックですよ!
Text:菊地葉月(gauche)
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